国土交通省は18日、今年度の自動車・チャイルドシートのアセスメント対象製品を公表した。販売量やメーカーからの申し出などを考慮し、自動車は23車種、チャイルドシート13機種を選んだ。試験は今月下旬から始め、評価結果は今年度中に公表する予定だ。
日産ディーゼル工業は、2001年度の環境保全の取り組みをまとめた「環境報告書2002」を発行した。今回で、2回目の報告書となる。今回は新たに環境保全効果額、PRTR制度対象物質を公表して内容の充実を図った。
カリフォルニア州で2003年から実施されるはずだったZEV法は、連邦政府が事実上「連邦法が州法の規制より上位にある」という見解を示したことで、少なくとも実施が2年間延期された。自動車の排気ガス規制などについて、連邦政府が定めるものを超越して州が独自の規制を行うことはできない、と裁判所が裁定したのだ。
アメリカのNHTSA(道路交通安全局)が非公式に発表した35マイル/hのフロント&サイドクラッシュテストの結果によると、2003年型ホンダ『パイロット』と、02年型アキュラ『MDX』がともにミッドサイズSUVの部門で初の最高得点、5つ星を獲得した。
ダイムラークライスラーは、量産車として世界初の燃料電池乗用車『F-Cell』(エフ・セル)を発表した。メルセデスベンツ『Aクラス』をベースにした燃料電池車で、2003年からヨーロッパと米国で一般ドライバーによる実用テストを行う国際プロジェクトをスタートさせる。
ダイムラークライスラーは、世界初となる量産化に向けた燃料電池バスを発表した。燃料電池を搭載したメルセデスベンツのシターロ市内バス30台が2003年からヨーロッパ主要都市10カ所で運行を開始する。
トヨタ自動車は11日、世界最高効率のハイブリッド・コージェネレーションシステムを開発し、同日から実証実験を開始したと発表した。燃料電池とマイクロガスタービンを組み合わせることで分散型電源として世界最高の55%という発電効率を達成している。
日本自動車工業会は11日、2001年度低公害車等出荷台数実績を発表した。メーカー各社が低排出ガス認定車を積極投入したことから前年度比2.7倍の239万台に達した。
新型アコードのエンジンは、すべてホンダの新世代直列4気筒ユニットで、シリンダーヘッドに可変バルブタイミング機構i-VTECを持つK型シリーズ。
東京やソウル、香港などアジア大都市の排ガス対策に関する「自動車排出ガス対策フォーラム」が10日、東京都庁で開かれた。アジアの主要都市は経済成長などに伴い、都市化や自動車の増加が急速に進んでいる。各都市は対策情報などを交換しあい、排ガス対策の強化に役立てる。