菅改造内閣で外務大臣に就任した前原誠司氏前国交相の後任に、副大臣の馬淵澄夫氏が昇格した。内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)を兼任する。
「私はぶら下がりをやらない主義なので申し上げておきたいのですが……」。岡田克也幹事長は、17日午後の幹事長会見でこう切り出した。会見取り止めか。会場には一瞬、緊張が走った。
日本自動車工業会の志賀俊之会長は、発足した第2次菅内閣に対して「法人実効税率の引き下げに向けた検討、エコカーなどの環境関連技術への支援などの施策、自動車重量税・自動車取得税の簡素化・負担軽減についても確実な実施をお願いしたい」との会長コメントを発表した。
参議院で過半数の議席を占めることができず、衆議院では再可決に必要な全体の三分の二の議席に足りない。強行採決する手をまったく封じられた与党民主党にとって、ある意味幹事長以上に重責にあるのが、国会対策委員長だ。
菅直人代表は17日午前、千代田区の憲政記念館で「民主党両院議員総会」を開会。新人事採決前の挨拶で次のように語った。「選挙が終わればノーサイド。連立を組んでいる国民新党のみなさんも含めて412人内閣を作ることを約束した」と、再び挙党体制を強調。
民主党は17日午前、東京・千代田区の憲政記念館で両院議員総会を開催。菅新代表による幹事長、政調会長、国対委員長を採決した。新役員は以下の通り(括弧内は前職)。
菅直人首相が小沢一郎前幹事長を振り切って再選された。スズキの鈴木修会長兼社長は「製造業は為替の影響で瀕死の状態。1秒でも早く挙党一致で経済対策を」と日経の緊急アンケートに答えている。
満場の拍手の中、再び代表に選出された菅直人氏は、晴れやかな表情で挨拶に立った。
民主党の新しい代表は菅直人氏が当選した。全有権者投票数をポイント換算した結果は、菅直人候補=721ポイント、小沢一郎候補=491ポイント。
民主党臨時党大会が14日午後2時から、都内港区のホテルで開催された。広さ2500平方メートルの会場には、国会議員ら民主党関係者と報道陣らあわせて2500人が集まった。