いすず自動車は、北海道試験場に200km/hを超える高速走行試験が可能な周回路を建設し、2日に現地で竣工式を行った。1998年から約3年の工事期間と、50億円の費用を掛けて建設されたもの。高速テストコースとしては世界トップクラスの規模を誇る。
横浜ゴムは中国浙江省杭州市に乗用車用ラジアルタイヤの生産販売会社を設立する。中国に生産拠点をもつ日本のタイヤメーカーは、ブリヂストンに次いで2社目となる。中国では日米欧の自動車メーカーが乗用車生産を強化しており、横浜ゴムも現地生産で対応する。
米国株高を受け全体相場は高値圏で推移したが、結局は小幅ながら5日続落。自動車株は高安まちまちとなった。自動車株の取引が盛り上がらない。全体相場がさえないこともあるが、米国市場の販売動向が気になるところだ。
フォルクスワーゲン・ファイナンス・ジャパンは、11月1日付けでフォード・ジャパン・リミテッドに在籍していた横瀬正幸氏を代表取締役副社長に迎える役員人事を発表した。横瀬氏は今年6月まで、フォード・ジャパン・リミテッドに勤務し、財務面の仕事をしていた。
ジャック・ナッサー会長の辞任を正式に発表した直後、フォードではウィリアム・クレイ・フォード・ジュニアを新しい会長と認める重役会儀が開かれ、本格的な新体制作りが始まった。
ビッグ3が自動車ローンのゼロ%金利キャンペーンを行ったことは記憶に新しい。足並みを揃えて同じ条件、同じ期間のキャンペーンを行ったのだが、フォードではこの期間の延長を発表した。 ただし延長キャンペーンは制限付きで、人気のある『エスケープ』SUVなどは対象とならない。
米国株式の急落を受け、全体相場は4日続落。前日に引き続き、自動車株はほぼ全面安となった。テロ事件後の米国個人消費への懸念があるだけに、好材料への反応もごく瞬間的。むしろ、その後の資金の逃げ足の速さを印象付けている状況だ。
安田火災海上保険は31日、2001年9月期の単独中間決算を発表した。同時多発テロの発生などによる株価の大幅下落が直撃し、保有している株式の時価が下落したことがその要因。同社が赤字決算となるのは、1947年以来のことだとしている。
トヨタ自動車は、同社が臨海副都心(東京都江東区)で、展開するクルマのテーマ施設「MEGA WEB」の来場者数が10月28日で2000万人を突破したことを明らかにした。施設のオープンは1999年3月19日で、開館以来2年7カ月で2000万人の記録を打ち立てた。
フォードのジャック・ナッサー社長退任が日本市場でのビジネス展開にどういう影響を与えるかは、同時期に実施される「大規模な幹部人事」にかかっている。フォードにとって、世界第2位の市場規模を持ち、子会社マツダのある日本は海外事業でも特別な存在。