フォード社長兼CEO、ジャック・ナッサー氏の退陣は時間の問題、と言われていたが実際にそうなってみるとかなりの衝撃を周囲に与えている。もともとナッサー氏は「ジャック・ザ・ナイフ」とあだなされるほどの切れ者。
米国株安、失業率の悪化を嫌気し、全体相場は3日続落。1ドル=121円台に円相場が反転したため、自動車株はほぼ全面安となった。
ホンダが30日に発表した2002年3月期中間決算(連結)は、売上高、営業利益、当期純利益とも3年ぶりに過去最高となった。国内での販売が増加したことに加え、前年の同じ時期と比べて為替レートが大幅な円安で推移したため、約700億円の為替差益が発生したことがその要因。
トヨタ自動車は、新型『カムリ』の受注台数が、1カ月間で目標の2倍以上の4000台に達したことを明らかにした。新型カムリは9月27日に発表。月販目標は1500台だったが、10月28日までの1カ月間の受注台数はそれを大幅に上回る4000台となった。
日産自動車とルノーは、オランダに「ルノー日産BV」を設立すると発表した。ルノー、日産の統括会社で、戦略を模索するとともにTOBなどから両社を守る。
日産自動車とルノーは、日産自動車がルノーに15%出資するとともにルノーが日産への出資比率を44.4%に引き上げると正式に発表した。
オートバックスセブンは台湾省板橋(バンチャオ)市に「SUPER AUTOBACS 板橋徳信店」を10月27日(土)よりオープンする。これで台湾における店舗数は6店舗目、スーパーオートバックは海外初となる。
現在ロシアの自動車メーカー、AvtoVAZに対して買収工作を行っているGMが、将来のロシアでの自動車生産を打ち出す計画案をリリースした。それによると早ければ今年12月にもGMはロシアでジョイントベンチャー会社を立ち上げ、本格的な自動車生産体制に入る、という。
現在デトロイトがもっとも注目しているのは、フォード社長兼CE0ジャック・ナッサー氏の進退。ナッサー氏がCE0を退き、ウィリアム・クレイ・フォード氏が名実共に実権を握るのでは、という噂は今年の初めからデトロイトで囁かれていた。
全体相場は続落。前週、平均株価が一時1万1000円台を回復した達成感もあり、売りが先行する展開となった。利益確定の売りに押され、自動車株もさえない。