ホンダの今年上半期(4〜9月)の全世界生産台数は、前年同期比7.7%増の130万9725台となり、過去最高記録を塗り替えた。国内市場で『フィット』や『ライフ』、『ステップワゴン』、『ストリーム』の4車種の販売が好調で、北米生産の『アコード』も順調だったことが主因だ。
東京モーターショーにタイミングを合わせるかのように、海外メーカーが輸入権の取り扱いを変更する例が相次いだ。メーカーから車種選定や価格決定を任される輸入権の移管は、一般的に販売台数をテコ入れするために行われる。これら3社4ブランドの販売動向に注目だ。
米国の株高を好感し、全体相場は反発。平均株価は、一時8月29日以来の1万1000円台を回復した。円相場が東京市場で約2ヵ月ぶりの1ドル=123円台に下落したことを受け、自動車株は堅調な動きとなった。
方向観が定まらず、全体相場は4日ぶりに反落。1ドル=123円台に円安が進んだが、自動車株は高安まちまちとなった。日野自動車が、一時前日比35円高と急伸。この日中間期決算業績の大幅上方修正を発表したことで、後場から買いが集中した。利益確定の売りも出たため、引け値は14円高の459円。
米国株式の上昇を受け、全体相場は3日続伸。平均株価は、米同時多発テロ事件後の戻り高値を更新した。円相場が1ドル=122円台に軟化したことも加わり、自動車株は軒並み高となった。
フォードは、従業員へのパソコン支給を中止することを明らかにした。ビジネスのネット傾斜を強めるナッサー社長の決断で、全世界の従業員、36万人にHP製パソコンとネット接続料(月額5ドル)を昨年から支給していたが、業績悪化を理由に中止することに。
ビジネス構造改革を試みているロータスは、その一環としてコンベントリーにあるエンジニアリングおよびデザイン開発設備を全て売り払うことを余儀なくされている。
全体相場は小幅続伸したが、自動車株は総じてさえない。日産自動車は、前週末比10円安の570円と続落した。リバイバルプランの進捗ぶりを先週アピールしたが、「驚きはない」とマーケットはいたって平静。ある外資系証券では、目標株価を550円水準に据え置いているもようだ。
GMのジャック・スミス会長は、東京モーターショーのため、来日して東京都千代田区の日本外国特派員協会で、GMの戦略的提携関係とアジア太平洋における成長に関して基調演説を行った。今後も資本提携しているスズキ、いすゞ自動車、富士重工業との提携を強化していくことを表明。
2001年度第3四半期の利益報告が行われているが、フォードはなんと6億9200万ドル(約842億円)の減益を計上した、と報告。フォード社長兼CEOジャック・ナッサー氏は「アメリカの景気はまだまだ不安定で、今後の自動車需要を予測するのはさらに困難だ」とコメントしている。