米国の株高を好感し、全体相場は反発。平均株価は、一時8月29日以来の1万1000円台を回復した。円相場が東京市場で約2ヵ月ぶりの1ドル=123円台に下落したことを受け、自動車株は堅調な動きとなった。
ホンダも、120円高の4650円と続伸。『ステップワゴン』『フィット』の好調に加え、2005年までに国内で販売するほぼ全車を超-低排ガス車とする方針を表明。市場は素直に評価した格好だ。
日産自動車も、前日比28円高の620円と反発。この日の英紙フィナンシャル・タイムズでは、「日産が、仏ルノー社の株式10%以上取得することを来週にも発表する」と報じ、東京市場の取引中にも観測が流れていた。
三菱自動車工業、スズキが上げ、ここ人気化していた日野自動車、いすゞはともに1円高となった。
一方で、トヨタ自動車が60円安と反落し、マツダもさえない。