日産自動車とルノーは、オランダに「ルノー日産BV」を設立すると発表した。ルノー、日産の統括会社で、戦略を模索するとともにTOBなどから両社を守る。
ルノー日産BVは、両社のトップが提携事業を模索するGAC(グローバルアライアンスコミッティ)を発展させたもの。新会社では、中長期の戦略、商品の共通化、財務方針に関する原則を決定する。オランダに設立するのは、敵対的買収など、TOB(株式公開買付)などから守るため。
社長にはルノーのシュバイツァー会長、副社長は日産のゴーン社長が就任、ほかに両社から3人ずつ6人の役員も加わり、合計で8人の経営陣で構成する。出資も50%ずつ。
GACは両社から6人づつ、合計12人の役員で構成した。何故、新会社を設立したかは不明だが、シュバイツァー-ゴーン・ラインの新会社設立で、ルノー日産グループは事実上、ルノーに牛耳られることに。