米国株式の大幅下落を嫌気した売り、前日の急落を受けた買い戻しが交錯し、全体相場は方向感のつかみにくい展開。結局は小幅続落となった。円相場が反発し、自動車株は高安まちまち。
ホンダは、日本自動車工業会の次期会長候補として宗国旨英ホンダ会長を推薦することを決定したと発表した。20日のホンダの取締役会で決定した。今年5月の自工会の総会で正式承認され、決定する予定だ。
GMは、2000年の法人車両および非法人向け大口(5台以上)ユーザーの車両を合算した市場シェアが32.9%に達し、5年ぶりにこの米国業界カテゴリーで1位となった。
GMは、4月15日からアメリカ国内のオライオン工場とリンデン工場で、2850人を対象に一時帰休を実施、昼夜操業を昼または夜だけの操業に切り替える。ゼロ金利キャンペーンが終了して、GMの新車販売が低迷しているため。
続伸して始まったが、最終的には大幅反落。日米首脳会談で不良債権問題などの具体案が出なかったことから失望売りが殺到した。平均株価は4日ぶりの1万円割れ。自動車株は全面安となった。
トヨタ自動車は19日、トルコ工場で欧州向け新型『カローラ・セダン』の生産を開始したと発表した。欧州向けセダンはこれまで日本から輸出していたが、これをトルコ製に切り替えた。8月から『カローラ・ステーションワゴン』の欧州向け生産も開始する予定。
チューンナップ用品メーカーの「テイン」は、台湾に現地法人を設立する。ショックアブソーバーの「シェルシリーズ」などの製品を現地で調達して日本に供給するほか、アジア諸国での代理店による販売活動をサポートする。
中古車買い取りチェーンのガリバーインターナショナルは、2002年2月期連結決算の業績予想を大幅に上方修正した。出張買い取り事業のスタートで、中古車の買い取り台数が増えたのに加え、オークションでの販売も好調。経費節減も寄与した。
ジュネーブショーで、ダイムラー・クライスラーは『マイバッハ』ブランドの復活を公式に発表する。そもそも最初のメルセデス、『メルセデス35HP』は、ダイムラー自動車会社のディレクターであったビルヘルム・マイバッハが手がけた傑作なのである。
日米首脳会談が始まったが、「内容を確認したい」とする声が大勢。方向感が定まらない中、全体相場は小反発した。自動車株は、主力3社以外はしっかり。