カラ売り規制強化、公的資金の買いに対する思惑を背景に、全体相場は3日続伸。自動車株も堅調な動きが目立った。ホンダが、前日比40円高の5390円と4日続伸。
トヨタ自動車は、自動買い付けによる自己株式取得の結果を発表した。同社は、自己株式を取得して金庫株とし、株式需給を調整、1株当たりの収益を引き上げて株価アップを目指している。
ホンダは1日、ロサンゼルスで3日に開催される「第17回ロサンゼルスマラソン」で、同社の最新型燃料電池車『FCX-V4』がオフィシャルの先導車に決まったことを発表した。昨年には前モデル『FCX-V3』が同大会の先導車に選ばれており、今回が2度目となる。
トヨタ自動車は28日、カナダ工場(TMMC)社長にレイ・タングウェイ副社長を昇格させる人事を発表した。同工場の社長に現地スタッフが起用されるのは初めて。トヨタの海外拠点全体では3人目の現地人社長となる。
カラ売り規制強化を受けた買い戻しが続いたが、買い一巡後は急速に伸び悩み。全体相場は小幅続伸したが、平均株価の上げ幅はわずか14円だった。その中で、自動車株は連日の全面高となった。
トヨタ自動車は28日、東京証券取引所の「ToSTNeT-2」で自己株式の買い付けを行うと発表した。トヨタは株主利益の確保のため自己株買いを進めており、大口買付けの有効な手段として実施する。
三菱自動車工業は28日、3月1日付けで社内に「リサイクル推進室」を新設すると発表した。これまでリサイクル関係の担当を行ってきた環境事業部から自動車リサイクルに対する基本方針、重要施策の立案・調整・推進の対応と取りまとめなどをの業務を移管する。
ホンダは28日、東京都立川市内に複合販売施設「ホンダの広場 ドリームピア立川」を設置、3月2日にオープンすると発表した。ドリームピア立川は、ホンダの3系列の販売チャンネル、中古車、二輪車が展示してあるホンダの総合拠点で、ホンダとしては初。
日産自動車とルノーは、提携合意に基づいて3月1日に、ルノーは日産に対する株式保有比率を44.4%に引き上げると発表した。日産が発行する新株5億3975万株をルノーが取得する。
カルロス・ゴーン社長が初めて開発段階から関与した車、日産『マーチ』はアメリカでも話題となっている。そのマーチが、2004年か5年には「アメリカ初の日本製ジュニア・エディション・カー」としてアメリカで販売されるのでは、という噂が飛び交っている。