前日の米国株式が急伸したことを受け、全体相場はハイテク株主導で大幅続伸。円相場が3カ月ぶりの1ドル=129円台を回復したことから、自動車株は高安まちまちとなった。ホンダが3日ぶりに反発、日産自動車は続落。
アメリカのある情報筋によると、フォードが「ファイアストンとの長い関係をなんとか修復する方向で考えている」と漏らした、という。ただし、フォードが行った自主回収による損害などで意見対立があり、修復までにはかなりの時間を要すと判断している。
トヨタ自動車は7日、首都圏での一戸建て分譲住宅事業でリクルートコスモスと提携したと発表した。「トヨタSW工法」を使った分譲住宅『Vie α(ヴィーアルファ)」をリクルートコスモスが都市型にアレンジし販売する。
売り買いが交錯したが、最終的に全体相場は小反発。自動車株は高安まちまちとなった。トヨタ自動車が前日比90円高の3760円と上げ、マツダ、富士重工業もしっかり。
トヨタ系車体メーカーのセントラル自動車は、自動車製造ライン向けの要員派遣事業を開始する。新会社「フルキャストセントラル」を4月1日付けで設立し、トヨタ系企業を中心に100人程度を派遣する計画で、今秋からの半期で2億7000万円の売り上げをめざす。
ボルボ・カーズ・ジャパンは、直営の中古車センター「ボルボ・カーズ東京アプルードカーセンター」を東京都目黒区に開設、8日から営業開始すると発表した。同社が持つ都内最大の中古車拠点で、屋内を含めて常時25台を展示するという。
トヨタ自動車とリクルートは、製造業を中心とした企業に人材育成の支援事業を行う新会社「オージェイティー・ソリューションズ」を設立することで合意した。設立は4月1日で、資本金は2億5000万円。トヨタが51%、リクルートが49%出資する。
三菱自動車工業は、欧州統括会社のMME(Mitsubishi Motors Europe B.V.)が、ドイツの三菱車の販売会社MADG(MMC Auto Deutschland GmbH)を解散して、4月2日から新たに設立するMMD(Mitsubishi Motors Deutschland)がドイツでの三菱車の販売を引き継ぐと発表した。
全体相場は5日ぶりに反落。前日まで4日間の上げ幅が1200円強とあって利益確定の売りに押された。円相場が1ドル131円台に反転したこともあり、自動車株も全面安。
トヨタ自動車はポーランドの変速機生産工場(TMMP)でガソリンエンジンの生産を行うと発表した。プジョー・シトロエン(PSA)との合弁で2005年からチェコで生する小型乗用車に搭載する。