日本損害保険協会は26日、「自動車保険データにみる交通事故の事態2002」をまとめ公表した。交通事故による経済的損失額は3兆4368億円となりマレーシアの国家予算を上回った。
仲間と共謀し、故意に交通事故を起こして保険金435万円を騙し取ったとして、詐欺容疑で起訴されていた3人の男に対する初公判が25日、福島地裁で行われた。3人は起訴事実と検察側の主張を全面的に認め、裁判はこの日だけで結審している。
方向感が定まらない中、小口の売りに全体相場は4日続落。円相場も依然動きに乏しく、自動車株は2月の生産・販売実績で明暗を分ける展開となった。こうした中、三菱自動車工業が13円高と回復。
日産自動車が発表した2月の生産・販売・輸出実績によるとグローバル生産は前年同月比0.2%減の21万8611台で、微減ながら4カ月連続でマイナスとなった。国内販売は同8.6%減の6万8315台で、6カ月連続のマイナス。
マツダが発表した2月の生産・販売状況によると、国内生産は前年同月比7.2%増の6万5226台と2カ月連続でプラスとなった。輸出が好調だったのが主因だ。その一方で国内販売はなんと18カ月連続のマイナスという散々な状態となった。
トヨタ自動車が発表した2月の生産・国内販売・輸出実績によるとグローバル生産は前年同月比5.4%増の46万7580台だった。国内販売は不振だったが、輸出や海外生産が好調でプラスを維持した。
ホンダが26日に発表した2月の実績は全世界生産が前年同月比で5.3%増となり、14カ月連続のプラスとなった。『フィット』の人気が高まり、主に国内生産が増えたことによるもの。ただ、日産の新型『マーチ』が背後から迫っており決して楽観はできない状況だ。
三菱自動車工業は26日、2月の実績を発表した。輸出は前年同月比で増加したものの、国内生産・販売がマイナスとなった。国内は軽乗用車『eKワゴン』が唯一健闘した。北米では『ランサーセディア』の売れ行きが好調で、輸出もプラス31.9%と大幅に増加した。
三菱自動車は、4月1日付けで統括専門職の人事制度を改正すると発表した。資格を見直し、成果主義を採用する。対象となる統括専門職は一般的には同社でグループ長と呼ばれる課長以上。
三菱自動車工業は、園部孝社長兼CEOが退任、ロルフ・エクロート副社長兼COOが社長に就任する人事を固めた。園部氏は三菱が2002年3月期連結決算で黒字となる見込みで、身を引く。