トヨタ自動車は、自動買い付けによる自己株式取得の結果を発表した。同社は、自己株式を取得して金庫株とし、株式需給を調整、1株当たりの収益を引き上げて株価アップを目指している。
同社は1月25日に行われた取締役会で、取得価額1500億円を上限に4500万株の自己株式を取得することを決定し、2月末までに約200億円の資金を投入して、通常取引で約580万株を取得した。しかし、それでも目標の10%しか取得できなかったことから、大口の立会外取引を可能とするToSTNeTを利用することになった。
トヨタが利用したものは、ToSTNeT使用日(今回は2月28日)の終値を基準額に自動買い付けする「ToSTNeT-2」で、実際の買い付けは3月1日付けとなる。基準となった2月28日の終値は1株あたり3420円となり、総額684万円を使って2000万株を購入したという。
だが、それでも目標の半分に達したに過ぎず、トヨタでは3月末まで買い付けを続けていく方針。
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