トヨタ自動車は5日、2003年9月中間決算の予想を、5月発表時点から上方修正したと発表した。為替が当初の想定より円安に推移していることや、海外での販売好調により、輸出が高水準で推移しているためだ。
トヨタ自動車が5日発表した2004年3月期の第1四半期連結決算は、世界販売が好調に推移したものの、販売単価の下落や為替の影響により、増収減益となった。営業利益は前年同期比13.2%減の3407億円、純利益は同9.7%減の2225億円にとどまった。トヨタは、今期から米国会計基準を採用、前期との比較も同基準で行っている。
GMが韓国の大宇(デーウ)を買収して以来、そのあり方が問われて来た大宇モーター・アメリカ。GMの出した答えは米国内でのディーラーなどを含めた販売網の放棄であり、GMでは韓国から大宇車を輸入、シボレーから『アベオ』、スズキから『フォレンツァ』、『ヴェローナ』などの名前で販売することになった。
前週末の米国株安を嫌気し、全体相場は反落。自動車株もほぼ全面安となった。いすゞは4−6月期決算で黒字転換し、一時4円高の218円と9日ぶりに年初来高値を更新したが 、結局は利益確定の売りに反落。
日本ゼネラルモーターズは4日、米ゼネラルモーターズ(GM)の7月の米国内販売実績を発表した。乗用車・商用車の合計販売台数は、前の年の同じ月にくらべ5.5%減の45万8022台。
スズキは4日、2003年度第1四半期の連結業績概要を発表した。四半期業績の発表は、今回が初めてとなるため、前年同期との比較は公表していないが、主に海外での売上増により、おおむね計画通りの決算となったもようだ。
日本自動車工業会は、9月26日に北京事務所を開設することを決めた。中国の政府当局や自動車業界との意見交換などを推進する拠点とする。自工会の海外事務所としては、ワシントン、ブリュッセル、シンガポールに次いで4番目となる。
7月の米国新車販売は、昨年が高水準だったため前年同月比4.5%減の151万2939台となり、4月以来3カ月ぶりのマイナスとなった。日本車の販売は好調で、トヨタ自動車とホンダが7月度としては過去最高を記録した。
7月30日、最後のフォルクスワーゲン『ビートル』がメキシコのプエブラ工場をラインオフした。最後の3000台は、最高出力34kWの1.6リットルガソリンエンジンを搭載するアクエリアスブルーの「ウルティマ・エディシオン(最終エディション)」。グローブボックスリッドには、ウルティマ・エディシオンのエンブレム、フロントボンネット上には、ウォルフスブルク エンブレムが装着され、最終モデルにふさわしいメイクアップがされている。
ヤマハ発動機は1日、国内の汎用エンジン製造を中国に全面移管する、と発表した。2輪車用エンジンの製造を行う現地出資会社と共同で新合弁会社を設立し、2004年秋から、初年度3万台、5年後の08年度には約40万台を生産する。中国で高品質かつ低コストの生産体制を整え、中国国内および海外に出荷する。