トヨタ自動車と中国の第一汽車集団はハイブリッド車『プリウス』の生産工場を両社の合弁会社である「四川一汽トヨタ」の長春工場(吉林省長春市)に決めた。同日、開催中の長春モーターショーで発表した。
トヨタ自動車が3日発表した2005年度第1四半期(4−6月期)の連結決算は、売上高が前年同期比10.5%増の4兆9817億円、営業利益が同9.7%減の4051億円と増収減益となった。世界的に新車販売は好調だったものの、研究開発費の増加や為替差損によって減益となった。
豊田合成は、エアバッグを生産する新工場を南アフリカ共和国に新設すると発表した。トヨタ自動車が南アで生産する『カローラ』や『IMV』用のエアバッグを現地生産する。
トヨタ自動車は、欧州の販売統括会社トヨタ・モーター・ヨーロッパ・マーケティング&エンジニアリング(TMME)と工場の統括会社トヨタ・モーター・ヨーロッパ・マニュファクチャリング(TMEM)、両社の持株会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)を統合すると発表した。
ニチリンは、自動車用低圧ホースのグローバル展開を図るため、中国・上海市に新会社を設立すると発表した。新会社は日輪橡塑工業(上海)有限公司で、資本金は210万ドル。ニチリンが75%、青山工業が15%、サンロードケミカルが10%出資する。
富士重工業が発表した2005年第1四半期(4-6月期)の連結決算は、売上高が前年同期比2.5%減の2999億円、営業利益は12億円と営業利益ベースでは増収増益だったが当期損益では赤字となった。
トヨタ自動車の鈴木武専務は3日の第1四半期決算発表の席上、北米での車両価格値上げの影響について「価格より商品で(顧客に)受け入れられているので、通期でもキチンと販売は伸ばせる」と、強気の見通しを示した。
トヨタ自動車は3日の第1四半期決算の発表に際し、2006年3月期の連結販売台数見通し(中国などの合弁生産分を除く)を797万台に上方修正した。5月に発表していた期首見通しより12万台の上乗せで、前期比では56万2000台の増加となる。
トヨタ自動車が3日発表した2006年3月期の第1四半期連結業績は、国内外の生産能力増による投資負担増やモデルミックスの影響により営業利益は前年同期比9.7%減の4051億円となった。
トヨタ自動車は3日、米国テキサス州に建設中の「トヨタモーター・マニュファクチャリング・テキサス」(TMMTX)の生産能力を、当初計画の年15万台から20万台に拡大すると発表した。