トヨタの第1四半期連結決算…2期連続で減益

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トヨタ自動車が3日発表した2006年3月期の第1四半期連結業績は、国内外の生産能力増による投資負担増やモデルミックスの影響により営業利益は前年同期比9.7%減の4051億円となった。

四半期ベースで前年同期比の減益は05年3月期の第4四半期に続いて2期連続。新車販売自体は世界の全地域で拡大、合弁生産分を除くと8.8%増の194万8000台と好調だった。

売上高は10.5%増の4兆9817億円、純利益は6.9%減の2668億円だった。営業収支段階では、為替の影響で100億円、研究開発費や減価償却、労務費など新車開発や増産対応関連で767億円の減益要因が発生した。

東京で会見した鈴木武専務は日本でのレクサス投入など、後半にはモデルミックスの影響も改善することから、「通期では増収増益を目指したい」と述べ、純利益ベースでは4期連続の過去最高益更新の見通しを示した。

《池原照雄》

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