トヨタ第1四半期連結決算…減益でも営業利益4000億円超え

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トヨタ自動車が3日発表した2005年度第1四半期(4−6月期)の連結決算は、売上高が前年同期比10.5%増の4兆9817億円、営業利益が同9.7%減の4051億円と増収減益となった。世界的に新車販売は好調だったものの、研究開発費の増加や為替差損によって減益となった。

期中の新車販売台数は同8.8%増の194万8000台だった。国内はダイハツ、日野を含めて同2.2%増の55万台、海外が同11.6%増の139万8000台だった。北米が同12.1%増の64万1000台となったのをはじめ、欧州、アジア、中南米など、ほぼ全地域でプラスとなった。

営業利益の増減の内訳は、新車販売の伸びなどで300億円、原価低減で300億円の増益効果があったものの、研究開発費の増加で868億円、円高ドル安の進行で為替差損が100億円、厚生年金基金代行返上益の減少で67億円の減益効果があり、全体では435億円の減益だった。減益となったとはいえ、3ヵ月で4000億円以上の営業利益を上げており、通期で3年連続1兆円を超える利益は確実だ。

税金等調整前当期純利益は同10.8%減の4218億円、当期純利益が同6.9%減の2668億円だった。

《レスポンス編集部》

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