ホンダが電動マウンテンバイク市場に参入、シマノユニット搭載『RN0』発表…EICMA 2026

ホンダ RN0
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ホンダは「EICMA 2026」で、電動マウンテンバイク(e-MTB)市場への参入を発表した。新モデル『RN0』は、プレミアムe-MTBメーカーのロットワイルド、コンポーネントメーカーのシマノとの共同開発によって生まれた。

【詳細画像】ホンダの新型電動マウンテンバイク『RN0』

RN0はホンダの電動二輪ラインアップ(EM1 e:、CUV e:、WN7)に続く欧州向けモデルとして展開される予定で、欧州が世界最大のe-MTB市場であることを踏まえた戦略的な参入となる。

RN0の名称は、2000年代初頭にダウンヒルレース用として開発された「RN01」へのオマージュだ。RN01はUCIマウンテンバイクワールドカップに参戦し、2005年にはチームGクロスホンダがUCIダウンヒルワールドカップ総合タイトルを獲得した実績を持つ。

◆ホンダの理念を広げる新ジャンル

ホンダ RN0(EICMA 2026)ホンダ RN0(EICMA 2026)

RN0の開発コンセプトは「New Terrain, Same Dream.(新しいフィールド、変わらぬ夢)」。ホンダが新たなモビリティカテゴリーに踏み出しながらも、「人間の可能性を広げ、操る喜びを届ける」という創業以来の理念を体現するモデルと位置づけられている。

RN0最大の特徴は、バイク(オートバイ)からインスパイアされたカーボンファイバー製モノコックフレームと、ホンダ独自の「ガルウィングスイングアーム」の組み合わせだ。ヘッドチューブからリアアクスルまでを直結する構造により、路面からのフィードバックを高め、ペダリング効率と悪路での安定性を両立させている。

従来のフレームと比較して、横方向の剛性を抑えることでコーナリング性能と路面追従性を向上させ、縦方向の剛性を高めることで強度・安定性・制動性能を確保している。フレームサイズはS・M・Lの3種類を用意し、幅広いライダーに対応する。

車体重量は23.5kgで、カラーは「パールムーンアッシュグレー」の1色のみ設定される。

◆シマノ製ドライブユニットとバッテリー

ホンダ RN0ホンダ RN0

パワーユニットにはシマノの新型ドライブユニットを採用。重量わずか2.3kgながら、最大トルク100Nm・最大出力750Wを発揮する。アシスト対応ケイデンスは従来の120rpmから160rpmまで拡大され、より幅広い走行シーンで安定したアシストを提供する。

バッテリーは着脱式の720Wh・43.2V仕様。ドライブユニットとバッテリーはいずれもシマノ製だ。

アシストモードはECO・TRAIL+・BOOSTの3種類。TRAIL+モードでは「AUTO ASSIST」が路面勾配とライダーの入力をリアルタイムで解析し、出力を自動調整する。「AUTO SHIFT」は最新のアルゴリズムとモーションセンサーにより、70~160rpmの効率的なケイデンスを維持するよう自動変速する。

ホンダ RN0ホンダ RN0

ペダリングを止めた後も一定時間アシストを継続する「アシストキャリーオーバー」機能により、岩や木の根などの障害物を越える際のトラクションを維持する。また、急勾配での再発進時に自動的に低いギアを選択する「リフトアンドシフト」機能も搭載する。

ドライブトレインはシマノDeore XT Di2の12速電動変速システムを採用。クランクセットはシマノFC-M8200-E(34T、160mm(Sサイズ)/165mm(M・Lサイズ))、カセットはシマノDeore CS-M6200-12(10-51T)を組み合わせる。

◆サスペンションとホイール

ホンダ RN0ホンダ RN0

フロントサスペンションにはフォックス36フロートファクトリーカシマフォーク(トラベル160mm)、リアにはフォックスフロートXファクトリーカシマショック(トラベル145mm)を装備。いずれもRN0専用にチューニングされている。

ホイールはDTスイスH1900を採用し、フロント29インチ・リア27.5インチのマレット構成。タイヤはシュワルベアルバートEVO(フロント29×2.5インチ、リア27.5×2.5インチ)を装着する。ブレーキはシマノXT M8220の4ピストンキャリパーに203mmローターの組み合わせだ。

コックピットはロットワイルドのハンドルバー(B280)とステム(S140)、エルゴンGDHチームグリップで構成。シートポストはクランクブラザーズハイライン3のドロッパーポストで、フレームサイズに応じて125~170mmのトラベルを持つ。

◆ディスプレイとコネクティビティ

ホンダ RN0ホンダ RN0

トップチューブに統合されたシマノSC-EN700は2.2インチのカラーディスプレイで、走行情報をひと目で確認できる。USB-Cポートを内蔵し、走行中のデバイス充電や診断接続にも対応する。

シマノCONNECTアプリをスマートフォンにインストールすることで、サイクルコンピューターとして機能するほか、電子システムのロック・アンロック、モーター特性のカスタマイズ、ソフトウェアアップデートなどが可能だ。

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《レスポンス編集部》

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