【VW ティグアン 新型試乗】熟成が進んだ現行モデルならではの魅力…島崎七生人

VW ティグアン TDI 4MOTION R-Line
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目下の日本市場での『ティグアン』は自身の3世代目となるモデル。アーキテクチャーはMQB evo、アダプティブシャシーコントロールのDCC Pro、インフォテイメントシステムのMIB4などの新技術を採用して2024年7月に投入された。

【詳細画像】VW ティグアン TDI 4MOTION R-Line

試乗車はラインアップではトップに位置づけられる「TDI 4MOTION R-Line」。試乗車に搭載のスペックシートによれば、レザーシートパッケージとナイトシェードブルーメタリック(価格の表記はなく、オプションだが無償ということらしい)がプラスされた個体だった。

全幅が1860mmあり、フェンダーラインに曲線を採り入れるなどして力強くボリューム感、存在感がある。VWの現SUVラインアップの最上位のポジションを担うだけに十分な貫録を身につけているというべきか。

◆上質で機能的、充実装備のインテリア

VW ティグアン TDI 4MOTION R-LineVW ティグアン TDI 4MOTION R-Line

運転席に座ると、フロントの三角窓からリアドアまでのウエストライン(ウインドゥ下端のライン)が水平かつ直線的であるため、車両感覚は掴みやすく視界もスッキリと広くていい。サイズを持て余す心配はなく、ゆったりと気持の余裕をもって乗っていられる。

室内空間は最新のVW車らしく上質で機能的な設計。シフト操作はステアリングコラム右手のレバーのヘッド部分を軸方向に回転させて捻る、『ID.4』のマーナーチェンジモデルほか、ここ最近の上級VW車から採用の始まった共通の方式をとる。個人的にはレバーを上下に傾ける方式よりも捻るほうが馴染みがいいように思う。

VW ティグアン TDI 4MOTION R-LineVW ティグアン TDI 4MOTION R-Line

装備面ではシートまわりの機能が充実。前席にはマッサージ機能が備わるほか、パワーランバーサポート、ヒーターとベンチレーションも備わり、ヒーターは後席左右にも備わる。ステアリングヒーターは全グレードに標準装備され、気がつけば手厚い装備で充実している……そんな感じだ。

2680mmのホイールベースにより室内空間は余裕があり、とくに後席の居住スペースはゆったりとしたサイズのシート(スライドとリクライニングも効く)が備わり、頭上、足元のスペースもクラスの水準を上回っていると言っていい。

◆逞しく自然体な走り

VW ティグアン TDI 4MOTION R-LineVW ティグアン TDI 4MOTION R-Line

走りは逞しく自然体といったところか。2リットル・4気筒のディーゼルターボ+7速DSGは思いどおりにクルマを走らせてくれ、室内に届くノイズ、振動が小さいのが魅力。DCC Proにより快適で剛性感のある乗り味を実感する足回りも心強い。

最新情報では現行モデルの販売と並行して、『ID.4』らの後継モデルの位置づけとしてEVの“ID.ティグアン”が登場とのこと。とはいえ熟成の進んだ現行モデルの魅力は依然色褪せていない。

VW ティグアン TDI 4MOTION R-LineVW ティグアン TDI 4MOTION R-Line

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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