【レスポンス読者試乗会】乗って初めて見えた、4組の試乗者が語る日産『エクストレイル』のリアル

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エクストレイルってどんなクルマ?

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日産『エクストレイル』と聞くと、どんなクルマが思い浮かぶだろう。アウトドアフィールドが似合う、タフなSUV。家族や仲間と荷物を積み込み、遠くまで出かけるためのクルマ。あるいは、日産のe-POWERや電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載した、電動SUVとしてその名を知る人もいるだろう。

けれど、知っていることと、実際に乗って感じることは、必ずしも同じではない。そこで今回、4組のレスポンス読者を招き、エクストレイルを実際に見て、触れて、公道を走る読者試乗会を実施した。参加者の普段のクルマとの付き合い方はさまざまだ。

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毎日の仕事でコンパクトカーに乗るアラタさんは、e-POWERならではの瞬発力ある加速をすでに知る1人。「日産車はクルマにかかる力をボディ全体で受け止めて、シャキッと走るイメージ」と言い、今回確かめたかったのは、「それがこのクルマ(エクストレイル)でもそうなのか、e-4ORCEの実力はどうなのか」ということだった。

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一方、シンジさんが現在乗っているのは国産SUVのPHEV。子どもを含めた家族での使い勝手も含めてクルマを見る彼は、エクストレイルに「どこへでも行けそう」というイメージを持っていた。

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河原さん夫妻は、国産SUVのほか、趣味のクルマとしてマニュアルの輸入車も持っている。今回の参加理由のひとつは、これまで機会がなかったe-POWERとe-4ORCEを実際に体感してみること。エクストレイルそのものだけでなく、その走りへの興味が先にあったそうだ。

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そして今井さんは、日産車に乗る機会はこれまでなかったものの、歴代のエクストレイルについても詳しく知るクルマ好き。数年でクルマを買い替えるため、検討するメーカーや車種の数もどんどん増えていくそうだ。初代から続く、アウトドアで汚れを気にせず使える「道具」としてのイメージを強く持っていた。

同じエクストレイルを前にしても、期待するもの、確かめたいことも違う4組。試乗前には「安全性」「快適性」「加速性」「静粛性」「運転の楽しさ」の5項目について、期待値をそれぞれ5段階で評価してもらった。果たして、彼らが頭の中に描いていたエクストレイル像は、実際に乗ることでどう変わるのだろうか。

「見て、触れて、走って」エクストレイルをリアルに体験

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今回は公道で試乗するエクストレイルG e-4ORCEと、展示車の『ROCK CREEK』(ロッククリーク)e-4ORCEが用意された。参加者にはそれぞれ、エクステリアやインテリア、室内空間を確かめながら、エクストレイル G e-4ORCEでは実際にステアリングを握って公道(一般道・高速道路)を走ってもらった。

「思っていたより大きい」実車を前に、そんな声も聞かれたエクストレイル。一方、その佇まいから受ける印象はひとつではなかった。

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「ホイールがおしゃれですね。アウトドア派のクルマだけど、シティ派でも街で浮かずに使えそう」そう話したのはシンジさん。河原さん(妻)も、エクストレイルには元々「無骨なクルマ」という印象を持っていたという。でも艶やかな赤いボディの車両を見ると、「特にバンパーもツヤツヤで、高級車という感じに見える」と、その印象は少し変わった。

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その一方で、参加者から「一番エクストレイルらしい」という声が上がったのがROCK CREEKだ。歴代モデルから続くタフなSUVのイメージを感じさせるROCK CREEKと、上質な印象も見せるG e-4ORCE。同じエクストレイルでも、実車を目の前にするとそれぞれ異なる表情が見えてくる。

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興味は室内や装備にも広がった。河原さん(妻)が気に入ったのはエクストレイル G e-4ORCEに装備されるブラウンのレザーシート(ナッパレザー)。走行中は後部座席に座ったが、「硬すぎず柔らかすぎずのちょうどいい感じ」だったそう。

今井さんはROCK CREEK専用デザインの防水シートについて、硬くゴワゴワして滑りやすいものを想像していたという。ところが実際に座ってみると、その印象は一変。「思っていたより柔らかい」と、クッション性の高さに驚いた。

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足をサッと車体下部にかざし、ハンズフリーでリアゲートを開ける機能を体験したシンジさんからは、思わず「これ便利ですねー!」の声も。さらに実際の室内の広さから、これで7人乗り設定にすれば、現在小4と年長の子どもたちが成長しても、さらに親も含めて「みんなで乗れそう」と、自身の家族で使う場面が思い描けたようだ。

カタログで知る装備やスペックが、実車に触れることで「自分ならどう使うか」という具体的なイメージに変わっていく。そして公道で実際に走らせてみると、そのイメージが参加者それぞれの言葉となって表れてきた。特に何度も聞こえてきたのは「スムーズ」という表現。では、その「スムーズ」の正体は何だったのだろう。参加者の言葉をさらに掘り下げてみる。

走って分かった、エクストレイルの走りの質

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「新幹線みたいなんですよね」試乗後、今井さんはエクストレイルの加速度をそう表現した。アクセルを踏めば、欲しいだけの加速がすっと立ち上がる。けれど、エンジンやトランスミッションの変速によって前後に揺さぶられるような感覚がなく、そのまま滑らかに速度が伸びていく。その感覚が「新幹線みたいだ」という。

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アラタさんも、走り出した瞬間から感じたのは安心感だったという。e-POWER搭載車にのり、その加速感を知る彼が確かめたかったのは、エクストレイルの車体とe-4ORCEがどう動くのか。「バネだけで路面をいなすような、ボディと連動していない動き、ではない」と、クルマ全体で路面からの入力を受け止めているような感覚を挙げた。

中間加速でも、アクセル操作に対して一拍遅れるような感覚はなく、踏んだ分だけ素直に応えてくれる。アラタさんはその走りを「楽しい」と評価した。

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一方、シンジさんが印象的だったと話すのはハンドリングだ。「自分が思っているくらいの切り幅で、そのままスーッと行ってくれる。あとから調整する必要がなくて楽だと思いました」と語る。カーブでは外側へ膨らまずに、思い描いたラインをトレースしていく。それでいて、「クルマに運転させられている」感覚ではないという。

「ちゃんと自分で運転している感じがするんですよね」ところが、同じ動きを少し違った角度から捉えたのが河原さん(夫)だった。

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「ちゃんと曲がるんですよ。きれいに曲がる。でも、自分が思っているより曲がるのが不思議なんです」、背の高いSUVなら、これくらいステアリングを切ればこれくらい曲がるだろう。長くさまざまなクルマを運転してきたからこそ持っている自分の感覚と、実際のクルマの動きとの間に、驚きを感じたという。

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後部座席に乗っていた河原さん(妻)は、それを「初めて電動アシスト自転車に乗った時みたいなのかも」と表現した。自分が入力した力と、実際に返ってくる動きがこれまでの感覚とは少し違う。ただし、それはネガティブな印象ではなく、慣れるとむしろ楽で安心できるものではないか、と話す。

同じ制御に触れても、それを「思い通り」と感じる人もいれば、「今までにない新しい感覚」と捉える人もいる。そんな違いが見えたのも、実際に一般道を走ったからこそだった。

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エクストレイルの「走る・曲がる・止まる」を従来の4WDと比べ革新的なものにしているのが、前後2基のモーターとブレーキを統合制御する電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」だ。走行状況に応じて前後の駆動力を制御することで、加減速や旋回時にも車体の動きを安定させている。その制御はあくまで自然で、ドライバーにはクルマの素直な動きとして伝わってくる。

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今井さんが注目したのも、むしろ余計な動きが少ないことだった。「変な揺れがないから、同乗者も酔いにくいと思う」力強く加速し、思ったように曲がる。それでいて、乗っている人を大きく揺さぶらない。今井さんは、一般的には相反しやすい「乗り心地の良さ」と「運転する楽しさ」が、高いレベルで両立していることをエクストレイルの面白さとして挙げた。

ドライバーが楽しめることと、同乗者が快適であること。そのどちらかを選ぶのではなく、1台の中で両立させる。4組が何度も口にした「スムーズ」という言葉の背景には、そんなエクストレイルの走りがあった。

→お近くの店舗で試乗してみる

乗る前と乗った後。印象はどう変わった?

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では、実際に体験したことで、参加者の評価はどう変わったのだろうか。試乗前と試乗後に行った5段階評価を比較すると、その変化の大きさは人によって異なった。

試乗前後の変化:シンジさん試乗前後の変化:シンジさん

シンジさんは、元々4としていた「加速性」を試乗後には5へ。静粛性や運転の楽しさについても評価をあげた。特に「静粛性」は印象的だったようで、走行中にエンジンが始動していることは分かったものの、その音や振動は「気にならなかった」という。

試乗前後の変化:アラタさん試乗前後の変化:アラタさん

アラタさんも、試乗前より大きく評価をあげた項目のひとつが「安全性」だった。ステアリングを握った時から感じたという安心感は、実際に走っても変わらなかったという。「ドライバーの操作をしっかり受け止めてくれそう」と感じるほど、クルマへの信頼感が高まった。

試乗前後の変化:今井さん試乗前後の変化:今井さん

今井さんは試乗後、すべての項目に最高評価の5をつけた。中でも大きく印象が変わったのが「静粛性」。さらに、走りだけでなく、硬いと思っていた防水シートの座り心地(ROCK CREEK)など、乗る前には想像していなかった部分にも発見があった。

試乗前後の変化:河原さん(夫)試乗前後の変化:河原さん(夫)

一方、河原さん(夫)は試乗前から高い評価をつけていた項目が多く、試乗後もその水準を維持した。そのうえで、「思っていた以上に曲がる」という発見や、これまで乗ってきたクルマとは異なる制御への気づきもあった。

試乗前後の変化:河原さん(妻)試乗前後の変化:河原さん(妻)

河原さん(妻)は試乗後、各項目の評価が上昇。なかでも「静粛性」は「2」から「5」へと大きく伸び、同乗者として感じた車内の快適さが評価につながった。

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共通していたのは、実際に乗ることで、それまでイメージとして持っていた評価に具体的な理由が加わったことだ。「静か」「スムーズ」「よく曲がる」「楽しい」数字の変化以上に、その理由を語る言葉が増えたこと。それこそが、今回のBEFORE/AFTERで見えてきた一番の変化なのかもしれない。

乗って見えてきた、エクストレイルの魅力

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試乗会の最後に、参加者それぞれに改めて「エクストレイルはどんなクルマだったか」を尋ねてみた。

河原さん(夫)から返ってきたのは「よくできたクルマ」という言葉。今井さんは、クルマそのものが好きで、ゴルフやクルマでの旅行も好きな自分には「マニアックも唸らせる最高のツールになる」と表現した。

アラタさんが感じたのは、「走るシーンや乗る人によってさまざまな顔を見せるクルマ」であること。そしてシンジさんが選んだのは「オールマイティー」という言葉だった。運転する楽しさがありながら、同乗者にとっても快適で、家族との日常から遠出まで幅広く使える。そんなところにこのクルマの魅力を感じたという。

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4組が見つけたエクストレイル像は、ひとつではなかった。走りの楽しさに惹かれた人、乗り心地や静粛性に驚いた人もいる。これまで持っていたエクストレイルのイメージと重なる部分もあるし、実車に触れたことで初めて見えてきた一面もあった。

そしてシンジさんは、こうも話した。「いろんな人に1回乗ってみてほしいな、っていう印象になりました」知っていることと、実際に乗って感じることは、必ずしも同じではない。

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今回の4組がそうだったように、スペックや写真だけでは分からない感覚が、実際に見て、触れて、ステアリングを握ることで見えてくることもある。では、自分が乗ったらエクストレイルをどう感じるだろう。その答えを確かめることも、クルマ選びの楽しさなのかもしれない。

日産『エクストレイル』の詳細はこちら

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※掲載の画像は、一部仕様が市販車両と異なる場合があります。

《上之園真以》

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