エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、12月5日から7日までインテックス大阪で開催される「Japan Mobility Show Kansai 2025」への出展内容を発表した。
同社ブースでは、最新の80kW DC急速充電器「Hyper 80 Dual」を国内で初めて公開する。同製品は高効率な充電性能とコンパクトな設計を両立し、多様な設置環境に対応可能な急速充電ソリューションだ。ショッピングモールや飲食店、映画館など1時間から2時間程度の滞在施設に最適で、1時間あたりで車両のバッテリーを50パーセント以上充電できる。
ISO 15118国際規格に対応し、車両認識・自動認証による「プラグ&チャージ」機能を搭載。スムーズで利便性の高い充電を実現する。また、デュアルガン設計による動的な出力配分で複数台のEVを同時に充電することも可能だ。アーム式ケーブルホルダーにより、ケーブルの磨耗を防ぎ、使いやすさと耐久性を両立している。
このほか、家庭用・商業用のAC普通充電器「EVシリーズ」「Ecoシリーズ」をはじめ、EMS(エネルギーマネジメントシステム)との連携など、MSIが提案する多様なEV充電ソリューションを展示する。
EVシリーズは、多様な電動車に対応するスタイリッシュなデザインを備え、最大6kW(8Aから30A調整可能)の充電性能を実現。充電ケーブルはType 1(SAE J1772)規格に対応し、幅広い車種で利用可能だ。モバイルアプリや7インチディスプレイを搭載し、さらにクラウドまたはオンプレミスのエネルギー管理システムと連携できる。QR決済、RFIDカード認証、スケジューリング機能など多彩な方法で、住宅から商業施設まで幅広いシーンに最適な充電ソリューションを提供する。
MSI Eco シリーズ AC 充電器Ecoシリーズは、3相電力に対応し、3方向からの電源入力をサポートするほか、ケーブル有りまたは無しを選択できる柔軟な設計が特長だ。コンパクトな筐体でありながら最大6kWの高出力を実現し、利用者にとっては利便性を提供し、設置業者や運営者にとっては施工のしやすさと効率的な運用を可能にする。
ポータブル充電器「EZgo」は、家庭はもちろん、旅行先でも手軽に使えるよう設計された製品だ。最大3.2kWの充電性能を備え、1.8インチディスプレイで充電状況を確認できる。さらに、交換式電源コードに対応し、100Vの通常コンセントや200V EV専用コンセントがあればどこでも簡単に充電が可能だ。
エネルギー管理システム「eConnect」は、電力効率とステーション管理の最適化を目的とし、オペレーターや住居管理者がクラウドまたはオンプレミス接続を通じて、モニタリングと制御を行えるようにする。動的負荷分散、時間帯別料金、会員管理、ナンバープレート認証、カスタマイズされたAPIサービスによるシステム間統合などをサポートしている。
MSIでは、個人宅から法人施設まで幅広いシーンにおけるスマートな充電が、実際に体感できる展示を行うとしている。








