中国電池大手CATL、ロボタクシー事業に参入…実証運行を開始

CATLがロボタクシー事業に参入し証運行を開始
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中国の電池大手CATLは、自動運転技術を手がけるハロー(Hello)、江蘇省溧陽高新区政府と連携し、商業化ロボタクシープロジェクト「ハローロボタクシー」の実証運行を江蘇省溧陽市で開始したと発表した。

3社は技術による支援を通じて、未来の都市交通の新しいモデルを共同で探索し、スマートコネクテッドカー産業のエコシステム育成を目指している。ハローとの初のロボタクシー事業は、CATLが正式にロボタクシー分野に参入したことを示す重要な節目となる。

CATLはエネルギーソリューション提供者として、ハローロボタクシーに高性能動力電池を供給し、航続距離とハードウェア安全性などの核心的課題を効果的に解決している。

今回のハローロボタクシー商業実証運行プロジェクトの開始は、両社のスマート交通分野での深い協力を体現するだけでなく、将来のロボタクシーの全国展開に向けて複製可能で参考になる優良モデルを提供している。

さらに、CATL、ハロー、アント・グループは共同出資で「造父智能科技有限公司」を設立した。同社はL4レベル自動運転技術の研究開発と商業化応用に特化し、ハローロボタクシープロジェクトの着実な推進に堅実な技術サポートを提供している。

将来的には、CATL、溧陽高新区政府、ハローがさらに協力を深化させ、溧陽市の優良観光資源を統合し、天目湖や南山竹海などの人気観光地を中心に「無人運転+文化観光」特色ルートを構築し、自動運転技術の消費分野での新たな応用空間を探索する予定だ。

《森脇稔》

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