電脳交通、沖縄県内の郵便局約80カ所にタクシー配車用QRコード設置…日本郵便・沖東交通と連携

郵便局のQRコードからタクシーの配車依頼ができるサービス
  • 郵便局のQRコードからタクシーの配車依頼ができるサービス
  • 外部サービス接続システム 「DSコネクト」

タクシー業界のDXを推進する電脳交通は、日本郵便株式会社沖縄支社、沖東交通事業協同組合と連携し、QRコードからタクシーの配車依頼ができるサービスの実証を開始したと発表した。

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本実証は、電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」と、配車アプリやQRコード、交通関連サービスとの連携を実現する「DSコネクト」の仕組みを活用して実現するものだ。沖縄県内の郵便局、約80局の窓口等にタクシーを呼べるQRコードを設置し、郵便局という生活インフラを起点に、来局者の移動利便性向上とタクシー事業者の配車ネットワークの拡大を目指す。

これまで沖縄の郵便局では、来局者からタクシー利用の相談が寄せられ、対応に苦慮するケースも発生していた。今回の取り組みにより、来局者は設置されたQRコードをスマートフォンで読み取り、氏名や乗車場所などの必要事項を入力・送信するだけでタクシーの配車依頼が可能になる。タクシーが必要な来局者がスムーズに車両を手配できる環境づくりにより、地域住民の利便性向上につながる。

電脳交通は本実証を皮切りに、今後、商業施設や医療機関など、地域住民が日常的に利用する拠点へのQRコード設置の拡大や、QRコードから複数のタクシー事業者へ配車依頼できる環境の整備を、沖縄をはじめ全国で進めていく。

また、タクシー事業者が地域に根ざした経営を続けながら、より効率的で持続可能な運営を実現できるよう、DSコネクトを通じて、QRコードや配車アプリなど様々な交通サービスとの接続の実現を推進していく。

実証場所は沖縄県内の郵便局約80カ所で、順次設置予定。実証期間は2026年3月31日まで。

各社の役割は、日本郵便沖縄支社が郵便局窓口等へのタクシー配車用QRコードの設置・運用、電脳交通がタクシー配車用QRシステムおよびQRコード入力フォームの提供、沖東交通がQRコードからの配車依頼の受領およびタクシー営業を担当する。

《森脇稔》

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