野球場の芝生に名車がずらり…クラシックカーフェスティバル2025 in 北本総合公園

クラシックカーフェスティバル2025 in 北本総合公園
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埼玉県北本市の北本総合公園野球場で11月8日、「クラシックカーフェスティバル2025 in 北本総合公園」が開かれ、内外のヒストリックカー約130台がエントリーした。

【画像】59枚、クラシックカーフェスティバル2025 in 北本総合公園

主催は同公園指定管理者の矢口造園(矢口光太郎代表)。今年で16回目の開催。例年通り、参加車をまとめたガイドブックが製作・販売された。

参加資格は、1995年(平成7年)以前に生産された国内外の車両。そのほとんどがオリジナル状態に近く、野球場の外野芝生上に1台あたり5m×10mのスペースが与えられるなど、ゆったりと展示されるのが特徴だ。

神奈川県警が使用していたパトカーを解体せず路上復帰させたポルシェ『912』(1968年)や、ローダウンのみで未再生のマツダ『シャンテ』(1973年)、”デメキン”と呼ばれる初期型のスバル『360』(1961年)、沖縄由来左ハンドル仕様の”ケンメリ”日産『スカイライン』1800(1974年)、生産台数349台という受注生産モデルのいすゞ『ベレット』1600GTファーストバック(1969年)などが並んだ。

中には超希少な2輪車も。かつて存在したオートバイメーカー三輝工業の『ミリオン サンライト』(1969年)は、空冷2サイクル単気筒50ccの無段変速オートマ。入念に施されたメッキなどレストアが素晴らしく、オーナーは数多くのギャラリーから質問を受けていた。

小さなボディながら特異な存在感で注目を浴びていたのは、メッサーシュミット『KR200』(1960年)。ドイツの航空機メーカーが生産した、フロント2輪+リア1輪の3輪ミニカーだ。オーナーは各地の旧車イベントに参加しており、この日も自宅のある千葉県九十九里町から片道約120kmを高速道路利用でやって来た。「燃費は1人乗りだと27km/L、2人乗りは25kmほどと維持費が安く、シンプルだからほとんど自分で直せるんです」と満足気。運転も「ダイレクト感があって操るのが楽しいんです」と話していた。

ワンオフで作った愛車のミニカーやプラモデル、フェルトなどをダッシュボードやボンネットにのせて一緒に「展示」する車両も多く、クルマ愛にあふれた気持ちの良い旧車イベントであった。

《嶽宮 三郎》

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