埼玉県上尾市の大型商業施設アリオ上尾で12月7日、「オールジャパン・ミニカーミーティング2025」が開催され、80台を超える原付きミニカーや自作車が集結。笑顔があふれる1日となった。
昨2024年に開催して好評だったイベントの第2弾。前回は埼玉県川島町役場駐車場で行われ、今回も日本旧軽車会(吉崎勝会長)主催の「クリスマスファイナルクラシックカーミーティング」とのコラボ開催となった。
参加条件は、排気量50cc相当の原付ミニカー(電気含む)で、市販モデルが基本だが実行委員会が認めた自作車なども含まれる。
実行委員の水口雪さんはそうしたミニカー愛好家のひとり。漫画家・鳥山明さんのデザインによる1人乗り電気自動車『QVOLT(キューボルト)』をはじめ、数々のミニカーを持ち込んだ。また富山県富山市に拠点を置くミニカー専門メーカータケオカ自動車工芸は電動の『Espa&Yanki』で参加、試乗会も行った。
会場では小さくて可愛いミニカーがずらりと並んだ。スズキのシニアカーをベースに魔改造した 1/2.3スケールのフィンランド軍「BT-42」突撃砲 アニメ「ガールズ&パンツァー」仕様や、懐かしのTV番組「走れ! ケー100」をワンオフ再現した6輪車、タツノコプロアニメ作品「マッハガール」コラボモデル『ランボルミーニ・マッハガール号』など、あっと驚くものばかり。
何とエアコン付きのガソリンエンジン搭載型タケオカ『アビー』や、シトロエン『アミ』風に仕上げた中国製EVカー、ホンダ『モンキー』リスペクトの4インチタイヤ『ポケットモンキー』、折りたためる4輪『モトコンポ』、ホンダ『NSR50』のエンジン搭載で日本1周した自作カーなど、枚挙にいとまがない。
中には神戸から3日かけて自走してきたという自作車も。中華50ccエンジンを搭載し、サスペンションやステア機構をはじめ、フレームや外装などすべてが自作。「メインフレームも木。ほとんどホムセンの材料でできています」とオーナー。自動車開発の経験はなく、独自に1号機からこの2号機まで進化させてきたという。乗り降りし易いようにシザーズドアを採用するなど研究熱心で、既に3号機を検討中なのだそうだ。会場での関心は高く、数々の質問を受けていた。
この日は天気に恵まれ、多くの人出に。旧車とのコラボで盛り上がり、子供連れの買い物客も加わってあちこちで写真を撮る姿が見られた。水口さんも「皆さんが笑顔というのは大成功です! 1年のゴールとなりました」と、こちらも笑顔だった。










