埼玉県上尾市の大規模複合商業施設アリオ上尾で12月7日、「クリスマスファイナルクラシックカーミーティング」が行われ、約300台のヒストリックカーや平成生まれのクルマが集まった。日本旧軽車会(吉崎勝会長)の主催。
参加資格は平成12年(2000年)までに生産された車両。スーパーカーやダイハツ『コペン』、光岡自動車は年式不問というもの。
フルレストアされた日産『フェアレディZ』432や、4ドアの『スカイライン』GT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY、シングルナンバーのトヨタ『カローラ』、マツダ初の4輪乗用車『R360クーペ』などをはじめ、1930年代に製造されたオースチン『10』から平成のスズキ『アルト』ワークスまで、幅広い年代のクルマが集まった。
いすゞ『ジェミニ』イルムシャーR タイプ・コンペティション(1992年)はかなりレアな車両。全日本ラリーやN1耐久などからフィードバックした技術が生かされた、わずか50台という超限定仕様車だ。エンジンや足回りがチューニングされ、ヘッドカバーは専用の「モデレートブルー」に塗られている。「ノーマルより回るドッカンターボですが、そんなに速くないです」と謙遜するオーナーだが、1.6リッター180馬力はやはり特別な走りが味わえるのは間違いないようだった。
三菱『ミニカ スキッパー』L/L(1972年)のスタイルは今見ても斬新。リアエンドを切り落とし、リアランプ上に「スクープドウインドウ」を装備して後方視界を確保している。「最初に買ったクルマが前期型のスキッパー。いつかまた乗りたいと思って探していたら出て来たのが4ストになったこの後期型です」とオーナー。「キャブをソレックスにして、5MT換装もできれば」と夢が広がっていた。
この日は隣接して「オールジャパン ミニカーミーティング」も開催。スワップミートや物販なども含め、大いににぎわった1日となった。










