マレリ、新R&D拠点をインドに開設…SDVや電動化技術の開発を促進

マレリがインド・バンガロールに新しい技術系R&D拠点を開設
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マレリは11月7日、インド南部のバンガロールに新たな技術系R&D拠点を設立したと発表した。

【画像】マレリが新R&D拠点をインド・バンガロールに開設

これにより、自動車技術分野のイノベーション戦略を支援すべくエンジニアリング機能を拡充する。新施設には350名の社員が勤務予定。マレリ・インディアおよびグローバルのリーダーシップチーム代表者が出席して開設式典が執り行われた。

新施設はバンガロールのEmbassy Manyata Tech Park内に位置し、2022年開設の他のR&Dセンターと連携する。デリー近郊グルグラムのエンジニアリングセンターも含め、インドでのR&D人員は1200名規模となる。

この拠点には光学やハードウェア、自動車検証ラボ向けのインフラやトレーニング施設、イノベーション促進のためのコラボレーション・スペースが整備されている。活動はエレクトロニクス、車載照明、内燃機関、電動パワートレインなど主要技術をサポートする。

既存の2つのR&D施設と連携してインフォテインメント、クラスタ―、ディスプレイ、ボディ・コントロール・モジュールやエンジン管理システム、ヘッドランプとリアランプなどのインド市場向けソリューションを開発する。さらにSDV(ソフトウェア定義車両)、ゾーナル・アーキテクチャ、AMT(自動制御マニュアルトランスミッション)、BMS(エンジン・バッテリー管理システム)、高度な照明機能の共同開発も進める。

マレリ・インディアは社内試験インフラの拡充にも努め、製品の設計と検証を内製化し、信頼性の高い製品設計を実現していく。インドでのR&D事業拡大は同社の戦略的ビジョンを反映し、能力と開発スピード向上を目指す。

今回の拠点開設により、マレリはインドで6都市に15の生産拠点と3つのR&Dセンターを抱える主要サプライヤーとなった。市場成長と技術拠点としての評価が高いインドは、マレリの成長戦略の中心。信頼関係と技術力を武器に、今後も事業拡大を加速させていく。

マレリはグローバルなモビリティ・テクノロジー・サプライヤーとして約4万5000人の従業員を擁し、世界150以上の施設と研究開発センターで自動車産業の技術革新を推進している。今回の拠点設立は、より安全で環境に優しいモビリティの未来を創造する同社の使命を反映するもの、としている。

《森脇稔》

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