トライアンフモーターサイクルズジャパンは10月28日、新型ロードスター『トライデント800』を世界初公開した。新設計となった798cc・3気筒エンジンとトリプルスロットルボディを搭載し、瞬時のスロットルレスポンス、力強いトルク、高回転域でのパワーを実現する中量級ネイキッドロードスターとなっている。
新設計の3気筒エンジンは、10,750回転で115psを発生し、8500回転で最大84Nmのトルクを発揮する。中回転域ではトリプルスロットルボディを通して響く力強い吸気音も特徴となっている。
トライアンフ トライデント800 2026年モデルエンジン内部構造には、ツイスト鍛造クランクシャフト、専用カムシャフトとバランサー、鍛造コンロッド、高圧縮ピストンを採用し、性能と耐久性を最大化している。
軽量フレームと調整式ショーワ製サスペンションにより、軽快なハンドリングと俊敏性を実現。シート高は810mmで、狭く設計されたスタンドオーバーによりライダーをしっかりホールドする。
フロントには41mmの倒立式ショーワ製大径ピストンフォークを装備し、セパレート式のダンピングと圧縮・リバウンド調整機能により最適なフロントフィールを提供。リアのショーワ製モノショックはプリロードとリバウンド調整式で、ライダーに合わせた完璧なセッティングが可能だ。
最新のライダーサポート・テクノロジーも装備する。ロード、スポーツ、レインの3種類のライディングモードにより、走行状況に応じてスロットルレスポンスやトラクションコントロールを最適化する。また、リーン感応型最適化コーナリングABSとトラクションコントロールにより、コーナリング時の安心感をさらに高める。これらのシステムはリアルタイムでリーン角に応じたブレーキとパワー配分を調整する。
トライアンフ・トライデント800(カーニバルレッド)
トライアンフ・トライデント800(ジェットブラック)トライアンフ・シフト・アシストによりクラッチ操作なしでのシフトアップ・ダウンが可能で、シームレスな加速を実現する。さらに、クルーズコントロールを搭載し、長距離走行時の快適性も向上している。
ターンバイターンナビゲーションを搭載する3.5インチの丸型カラーTFTスクリーンは、マイ・トライアンフBluetoothシステムにより操作でき、左側のスイッチキューブからは音楽や通話も利用できる。
オールLEDのライティングシステムは、特徴的な丸型ヘッドライトにDRL、統合型テールライト、セルフ消灯式ウインカーを備え、昼夜を問わず存在感を際立たせる。
カラーバリエーションは、ジェットブラック、アッシュグレー、カーニバルレッドの3色を用意。ホイールデザインは各カラーバリエーションに合わせてコーディネートされている。
価格はジェットブラックが124万9000円、アッシュグレーとカーニバルレッドはそれぞれ126万9000円(いずれも税込み)。店頭での納車は2026年2月末を予定している。
トライアンフ トライデント800 2026年モデル






