日本導入も期待...フィアット『パンダ』ファミリーに「クロスオーバー」を開発中!

フィアット パンダ ファストバック クロスオーバー のプロトタイプ
  • フィアット パンダ ファストバック クロスオーバー のプロトタイプ
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フィアットが、『パンダ』ファミリーの新型車として、スタイルと実用性とを融合させ、手頃な価格も実現する、ファストバック・クロスオーバーを開発中であることがわかった。

【画像23枚】初代パンダから新プラットフォームの兄弟車まで

初代パンダは、ジウジアーロのデザインにより1980年に登場。2025年には、「パンダ」の名を継承する『グランデパンダ』が欧州で発売、2026年春には日本市場で発売予定であることも発表されている。

そして今、パンダ・ラインナップに新たな章が加わる。現在、欧州でプロトタイプがテスト走行中だ。それが、日常の実用性と個性的なシルエットを両立させた、手頃な価格のファストバッククロスオーバーであり、ガソリン、マイルドハイブリッド、そしてフル電気自動車のパワートレインが用意される予定となっている。

このファストバックは、2024年初頭に新グローバルプラットフォームをベースにしたコンセプトカー群の1台として初登場し、後にグランデパンダへと進化したハッチバック、SUV、ピックアップトラック、キャンピングカーと並んで公開された。

フィアット パンダ ファストバック クロスオーバー のプロトタイプフィアット パンダ ファストバック クロスオーバー のプロトタイプ

カモフラージュテストで発見されたプロトタイプは、コンセプトカーに比べて華やかさは幾分か抑えられ、より伝統的なプロポーションになり、簡素になったキャビンを備えている。

フロントエンドは、ピクセル調のグラフィックが特徴的な角張ったLEDヘッドライト、密閉されたグリル、そしてバンパー下部に配置されたシングルインテークなど、グランデパンダとの類似性がはっきりと見て取れる。

サイドビューでは、長いホイールベースと大径アルミホイールが、伸びやかなスタンスを生み出しており、ウィンドウの形状はシトロエンのデザインからの影響を強く感じさせるが、ステランティスとしてファミリーの繋がりを考えれば、それも納得できる。

フィアット パンダ ファストバック クロスオーバー のプロトタイプフィアット パンダ ファストバック クロスオーバー のプロトタイプ

リアセクションでは、ファストバックの曲線の大部分は重厚なカモフラージュで覆われているが、高い位置に取り付けられたスリムなテールライトと、バンパーに配置されたナンバープレートは確認できる。また、車体下部に控えめに配されたエキゾーストパイプは、このプロトタイプが内燃機関を搭載していることを意味している。

このプロトタイプのシルエットは、2022年から南米で販売されているフィアット『ファストバック』と似ているが、設計に関連性はない。関連するのは、インド、ブラジル、アルゼンチン、インドネシアなどの市場向けに2024年に発売されたシトロエン『バサルト』だ。バサルトは『C3』ハッチバックおよび『C3エアクロス』SUVと基本設計が繋がっており、クーペのような形状をしているのが特徴だ。

フィアット“パンダ・ファストバック・クロスオーバー”は、フィアット・グランデパンダ、欧州市場のシトロエンC3とC3エアクロス、そしてオペル『フロンテーラ』と、同じステランティスの「スマートカー」プラットフォームを採用する。

エンジンは、標準ガソリンとマイルドハイブリッドの両方で1.2リットルターボチャージャー付き3気筒エンジンに加え、フルEVバージョンも用意されると予想されている。駆動レイアウトは前輪駆動が標準設定で、計画中の「グランデパンダ4×4」にならい、全輪駆動バージョンの可能性もある。

フィアットは、パンダファミリーの全モデルを2027年までに発売すると発表している。日本導入が予定されているグランデパンダとともに、人気の高いクロスオーバーの上陸にも期待したい。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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