乗ってみた! ホンダのハンズフリー1人乗りモビリティ、『UNI-ONE』がもたらす新移動体験

ホンダ UNI-ONE
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ホンダはハンズフリーパーソナルモビリティ『UNI-ONEユニワン)』の事業化を決定し、日本国内の法人向けに9月24日から発売する。UNI-ONEは左右1輪ずつの2輪で自立し、駆動し、着座したユーザーの体重移動で操舵される、1人乗りの小型電動モビリティだ。


◆目的地で利用するモビリティ

本田技研工業新規事業開発部UNI-ONE事業ドメイン事業責任者の中原大輔氏は「UNI-ONEは目的地で利用するモビリティだ」と説明する。車や公共交通で移動した後、施設内での回遊やオフィス内の移動、作業現場での業務支援などに使うことを想定。

UNI-ONEが移動の負担を軽減し、外出をためらう高齢者や足腰に不安を抱える人が再び積極的に外出できるようにすることを狙い、中原氏は「自分の思いで自由に移動する喜びを提供する」と強調する。

◆操作はハンズフリー

UNI-ONEは座ったまま体重移動するだけで全方位に移動でき、両手を自由に使える。歩行や車いす以上に自然で自由度の高い移動が可能で、清掃や配送作業といった「移動しながらの作業」にも対応する。ASIMOで培ったロボティクス技術を応用し、子どもから高齢者まで操作できるようシンプルに設計されている。

座る時は安定したローポジションで、走行時には座面が上昇してハイポジションに移行し、立っている人と目線が近づく。これにより移動しながらの自然なコミュニケーションも実現する。中原氏は「10度の坂でも速度が制御され、平地と同じ感覚で方向転換が可能」と述べている。


《高木啓》

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