シェフラー、電動化・自動運転・SDVの包括的ソリューション披露へ…IAAモビリティ2025

シェフラーのモジュラー式電動アクスルドライブ
  • シェフラーのモジュラー式電動アクスルドライブ
  • 永久磁石同期モーター(左)と個別励磁同期モーター(右)を備えた電子モーター減速機(EMR4)アクスルドライブ
  • 調整可能なハンドホイールアクチュエーターは、車両エレクトロニクスを介してステアリングギアにステアリングアングルを伝達し、フォースフィードバックアクチュエーターは、特定のステアリングフィールを生成

ドイツの自動車部品大手のシェフラーは、9月8日にドイツで開幕するIAAモビリティ2025において、電動化パワートレイン、インテリジェントシャシー・ボディ、ソフトウェア定義車両(SDV)の3つの中核分野で革新的な製品を披露すると発表した。

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電動化分野では、第4世代となるEMR4電動アクスルドライブを中心に展示する。EMR4は永久磁石同期モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションを単一のコンパクトハウジングに統合した製品だ。モジュラー設計により、多様な車両コンセプトに精密に適応できる。希土類磁石を使用しないバリエーションも用意している。

ハイブリッド技術では、プラグインハイブリッド、マイルドハイブリッド、レンジエクステンダーなど全てのハイブリッド形態に対応するソリューションを提示する。専用ハイブリッドトランスミッションは、パワーエレクトロニクスと統合冷却機能付きスマート油圧システム、クラッチシステム、パーキングロック機構を組み合わせた一体型ソリューションとなっている。


《森脇稔》

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