次世代『ID.ポロ』もチラ見せ…VW『ポロ』50周年、記念動画でドリフト披露

VWポロ50周年記念動画に登場した『ID.ポロ』
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フォルクスワーゲンは9月5日、『ポロ』の50周年を祝うために特別なドリフト動画を公開した。

【画像】『ID.ポロ』も登場するポロ50周年記念動画より

動画には、「ポロR WRC」や「ポロR」スーパーカー、そして電動の「ポロRX1e」が登場し、南アフリカのポロ工場周辺で迫力あるドリフトを披露している。ドライバーは7度のFIA世界ラリークロスチャンピオンであるヨハン・クリストファーソンが務めた。

ポロは50年間にわたり、日常の足としてだけでなくモータースポーツでも多くの成功を収めてきた。特に世界ラリー選手権やラリークロス選手権で数々のタイトルを獲得し、ブランドの象徴的なモデルとなっている。

今回の動画は、過去の名車と未来の電動モデルを融合させる内容で、フォルクスワーゲンの広報責任者ジェンス・カテマンは「ポロの本質を表現し、未来への期待を高める」とコメントした。撮影は南アフリカのグケベラで行われ、港や市街地の閉鎖道路、テストトラック、カリエガ工場など多彩なロケーションが使われた。

動画の監督は自動車映像業界で20年以上の経験を持ち、『トップギア』の元ディレクター、ジョン・リチャーズが担当した。

また、5代目ポロの特別なハーレキンカラーの外装は、ファン投票で選ばれたもので、デザイナーのショーン・ブルが手掛けた。動画の最後には、電動の新型『ID.ポロ』が登場し、ポロの新たな時代の幕開けを示している。

ポロR WRCは2013年から世界ラリー選手権に参戦し、1.6リッターターボエンジン(232kW/315ps)と四輪駆動を搭載。セバスチャン・オジエらのドライバーズタイトル4連覇とメーカーズタイトル4回を獲得した。

ポロRスーパーカーはWRX用に開発され、2.0リッターターボエンジン(420kW/570ps)を搭載。2017年と2018年にヨハン・クリストファーソンがドライバーズチャンピオンを獲得し、フォルクスワーゲンはチームタイトルを獲得した。

ポロRX1eはKMSが開発した電動ラリークロスカーで、2基のモーターで500kW(680ps)と880Nmのトルクを発生。クリストファーソンは2022年と2023年にこの車で世界チャンピオンとなり、電動ラリークロスの新時代を切り開いた。

この動画は、ポロの過去と現在、そして未来を象徴する内容であり、フォルクスワーゲンのブランド価値を高めるものとなっている。

《森脇稔》

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