トヨタ自動車は『ランドクルーザー300』のハイブリッドモデルを中東で発表した。堅牢かつ上質なプロポーション、高い走破性、圧倒的な信頼性を誇るシリーズに新たな動きが始まった。SNSでは「ランクルもハイブリッドの時代か…」「ついに唯一の弱点である燃費の悪さをカバーした」など話題になっている。
「ランドクルーザー300」は2007年に登場した200シリーズの後継モデルだ。「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」を目指して開発され、また、最も強力なパワートレインを搭載するランドクルーザーシリーズのフラッグシップでもある。今回、パワートレインの更新と共にグリルデザイン、フォグランプ周囲のブラック化などエクステリアにも変更がなされている。
新たに登場するハイブリッドモデルのパワートレインは、3.5リットル ツインターボV6エンジン+モーター。これは、レクサス『LX』のハイブリッド「700h」に搭載されたものだ。

最高出力457hp、最大トルク790Nmを発揮、燃費性能は10.9km/リットルと発表されている。従来のパワートレイン(V6ツインターボディーゼル)よりトルクを増大し、発進時の滑らかさ、シームレスな加速、悪路におけるトラクションの安定性を向上させたという。
他方、『ランドクルーザー250』には海外にてハイブリッドの設定があるが、これは2.8リットルの直列4気筒ディーゼルターボエンジンがベースであり「300ハイブリッド」とは異なる。
X(旧Twitter)では「300ハイブリッド」に対して「ランクルのハイブリッドって想像つかない… けど欲しい」「ちょっとデザインも変わったね」「ランドクルーザー300もハイブリッドに…」といったコメントが上がっている。

特に、ハイブリッドがフラッグシップモデルに追加され「ランドクルーザー」のイメージが変化していると話題となっているようだ。「エンジンかけても音がしなくなるのか…」「ハイブリッド来たら買いたい」「ついに唯一の弱点である燃費の悪さをカバーした」「バク売れの予感」といったコメントがみられた。
また、パワートレインの変更から荷室への影響(荷室床が高くなること)はあるのか、注目する意見もみられた。
日本導入は未定だが、中東以外にも2026年前半に豪州での発売が予定されている。