中国のシャオミ(Xiaomi、小米汽車)の高性能EV『SU7ウルトラ』が、ドイツのニュルブルクリンク北コースで新記録を樹立した。
ドライバーのヴィンセント・ラーダーメッカー氏が運転するSU7ウルトラは、7分4秒957のラップタイムを記録。これにより「電動エグゼクティブカー」カテゴリー(電動高級セダン)で新記録を打ち立てた。
記録走行の車載映像は、ニュルブルクリンクの公式YouTubeチャンネルで公開されており、コックピットからの迫力ある映像を通じて記録達成の瞬間を体験できる。
ニュルブルクリンクでの公式記録認定には厳格な基準が設けられている。全ての記録走行は「1つのコース、1周完走、1つのタイム」という統一基準に従って実施される。

公式記録挑戦では、計測技術による計時に加え、必ず公証人が立ち会う。車両の検査も行われ、TUVラインランドが標準適合性をチェックし、これを文書化する。
コースの正確な距離とスタート・フィニッシュラインは厳密に定義されており、北コース1周をフライングスタートで走行・計測する距離は20.8kmとなっている。
ニュルブルクリンクでの記録走行と公式ラップタイムの車両カテゴリーは、連邦自動車運輸庁によって異なるセグメントに分類され、特別に定義された特殊クラスに区分されている。