ポルシェジャパンは、1970年代から1980年代初頭の『911』のエッセンスを現代に蘇らせた限定モデル「911スピリッツ70」の予約受付を開始した。全世界で1500台限定の生産で、価格は3341万円となっている。
この特別モデルは、ポルシェのヘリテージデザイン戦略の一環として開発された。専用のオリーブネオカラーや歴史にインスパイアされたデコレーティブグラフィック、伝説的なパシャ柄のインテリアなど、過去のアイコニックな要素を現代的に解釈している。

技術面では、現行の『911カレラGTSカブリオレ』をベースに、新開発の3.6リットル水平対向エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせている。システム出力は398kW(541hp)、トルクは610Nmを実現した。
外装では、グロスブラックシルクの3本のデコレーティブストライプがボンネットを横切り、1970年代のレーシングカーを彷彿とさせる。サイドには「Porsche」の文字とスタートナンバーをあしらったグラフィックが施されている。

インテリアのハイライトは、ブラック/オリーブネオのパシャ模様のファブリックだ。このグラフィックデザインは、はためくチェッカーフラッグを連想させる。メーターパネルは、アナログ風のデザインと最新のデジタル技術を組み合わせている。