NIGOのデザインから着想、メルセデスベンツ『GクラスPast II Future』日本上陸---世界限定20台のうち4台

メルセデスGクラスPast II Future
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メルセデス・ベンツ日本は『Gクラス』の特別仕様車、メルセデスベンツ「GクラスPast II Future」を公開した。全世界20台、日本限定4台で、価格は3000万円である。

メルセデスGクラスPast II FutureメルセデスGクラスPast II Future

ファッションブランドのMONCLERとのコラボレーションで生まれたこの特別仕様車の始まりは、2023年2月に開催されたロンドンファッションウィークにて公開された『PROJECT MOND G』だ。MONCLERのダウンジャケットで特徴的なキルティングの柔らかく丸みを帯びた要素と、Gクラスの四角い形状のコントラストで話題を呼んだ。そのサイズは全長4.6m、全高2.8m、ホイールを含んだ全幅は3.4m、車重2.5tという威風堂々たる体躯を誇るコンセプトモデルだった。

メルセデスPROJECT MOND GメルセデスPROJECT MOND G
メルセデスPROJECT MOND GメルセデスPROJECT MOND G

そして2024年、同じくMONCLERとのコラボレーション第2弾として『Project G-Class Past II Future』を発表。このコンセプトには、日本人のファッション・デザイナー、音楽プロデューサー、クリエイティブ・ディレクターであるNIGOも参画。

メルセデスProject G-Class Past II FutureメルセデスProject G-Class Past II Future

これをモチーフにしたのがこのGクラスPast II Futureだ。Pastとネーミングされているように初代のGクラスをイメージさせるような要素がちりばめられている。そのひとつはスペアタイヤカバーだ。最新のGクラスはハードケースだが、Past II Futureではソフトカバーを採用。メルセデスベンツとMONCLERのロゴが入り、その横にはノスタルジーバッチと呼ばれる艶消しのエンブレムが配されている。

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そしてフロントフェイスは特別色MANUFAKTURナイトブラックマグノを採用。ヘッドライト周辺まで全面的にブラックにすることで、1979年の初代Gクラスのフロントフェイスを彷彿とさせる。また、このカラーはホイールアーチからサイドステップ、ホイールまで採用されクルマ全体を引き締める効果も狙っている。

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インテリアに目を向けると初代Gクラスのチェック柄のシートをモチーフとし、現代風に再解釈したシートを採用。レザーとモケットが組み合わされたものだ。同時に初代から最新型まで共通して配されている助手席前のグラブハンドルには“Past II Future”の文字が刻まれている。また、センターコンソールには“One of 20”と記されており、特別感を演出。

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ボディカラーはオリーブグリーンとグレーのツートーンで、サイドストリップライトにマニュフェストと呼ばれるメッセージが入れられている。またサイドシルにはGクラスがテストする“SCHOCKL”の文字とその山の等高線や座標が描かれたプレートが備わっている。

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ホイールは18インチの5スポークで、プロフェッショナルラインという仕様に採用されているもの。通常はシルバーだが、ブラックとなっている。

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全世界20台のうち4台も日本に割り当てられているのは、「日本人のデザイナーがジョインしているからではないか」とメルセデス・ベンツ日本の広報担当者はいう。同時にGクラスの市場としても注目されていることも大きそうだ。

4月15日まで正規ディーラーで受付され、4台を上回った場合は抽選となる。また実車はスターズ@メルセデス・ベンツ銀座にて2025年4月5~15日の期間限定で展示される予定だ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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