ヤマハ発動機は、3月21日から23日にかけて静岡県伊豆市で開催される「ジャパン・マウンテンバイク・カップ2025」において、電動トライアルバイク『TY-E 2.2』が先導車として起用されると発表した。
この大会は東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして、自転車競技の普及と地域交流を目的に開催される。
「TY-E 2.2」は、ヤマハがカーボンニュートラルを目指して開発した電動トライアルバイク。2023年から全日本トライアル選手権の最高峰クラスに参戦し、2024年には初優勝を果たしている。2025年には年間チャンピオンを目指す。

大会では、全日本選手権で活躍する野崎高史選手が「TY-E 2.2」を駆り、レースの先導を務める。マウンテンバイク競技は、タイトなコースレイアウトを走破するため、先導車には高い機動力が求められる。ヤマハは過去の大会でもクロスカントリー競技用の「YZシリーズ」を使用し、円滑なレース運営を支えてきた。
ヤマハの「TY-E 2.2」は、EVならではの低速トルクと加速性能を活かし、「内燃機関を上回る楽しさ」を提供することを目指している。今後も国内外のレースでその性能を発揮し、カーボンニュートラルの実現に貢献する予定だ。