メルセデスAMG『SL』を750馬力に、ブラバスが創業者に敬意…世界限定25台

ブラバス 750 ボード・ブッシュマン・エディション
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ブラバス(BRABUS)は7月11日、高性能2+2シーターロードスター、メルセデスAMG『SL』の最上位グレード、「SL63 4MATIC+」のカスタマイズモデル、ブラバス『750ボード・ブッシュマン・エディション』を欧州で発表した。


◆0~100km/h加速3.3秒で最高速は315km/h

同車は、ブラバス創業者のボード・ブッシュマン氏の名前を冠した特別モデル。同氏に敬意を示して、世界限定25台を販売する予定だ。

ブラバスは、メルセデスAMG『SL63 4MATIC+』の直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニングした。BRABUSパフォーマンスキット「PowerXtra B40S-750」を装着する。最大出力は585hpから750hpに、165hp強化。最大トルクは81.6kgmから91.8kgmに、10.2kgm引き上げられた。0~100km/h加速は3.6秒から3.3秒に0.3秒短縮。最高速は315km/hでリミッターが作動する。

アクティブ制御バルブを備えた高性能エグゾーストシステムは、クワッドテールパイプデザインが特長だ。排気の背圧を大幅に低減し、車両のパワーデリバリーを最適化するという。

ブラバス 750 ボード・ブッシュマン・エディションブラバス 750 ボード・ブッシュマン・エディション

◆1980年代後半のスタイリングに着想を得た鍛造ホイール

エアロパーツやアルミホイールはブラバスらしいデザインだ。BRABUSのフロントフェイシアインサートやラジエーターグリル、フロントスポイラーなどはカーボンファイバー製。サイドには、BRABUSのロゴが組み込まれたカーボンファイバー製フロントフェンダーが装着された。リアでは、カーボンファイバー製リアスポイラーがテーラーメイドのカーボンファイバー製リアディフューザーと一体化された。高性能エグゾーストシステムのクワッドテールパイプを際立たせ、ブラックで精悍なルックスを印象づけるという。

足元には、1980年代後半のスタイリングに着想を得て、21インチと22インチのBRABUSモノブロック2エボの「Platinum Edition 」鍛造ホイールを装備した。鍛造技術と最新のCNCマシニングによって製造されたこの鍛造ホイールは、軽量・高剛性を追求しており、エレガントな「シャドウ・クローム」ポリッシュ仕上げが施される。

3本スポークのデザインは、カーボンセラミックブレーキシステムのBRABUSキャリパーが見える演出。車高は、テーラーメイドのBRABUSスポーツスプリングによって、最大25mm調整できる。低重心化によって、ドライビングダイナミクスとハンドリングをさらに引き上げることを狙った。

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◆ブラバスの「マスターピース」インテリア

ブラバスが「マスターピース」と呼ぶインテリアには、カーボンやレザーがふんだんに使用されている。シートからドアパネル、フットウエル、特注のBRABUSフロアマットまで、キャビン全体にソフトで通気性に優れたレザーをあしらう。ブラックのパイピングとマッチしたブラックのステッチが、ボード・ブッシュマン氏のお気に入りのデザインのBRABUS「R-Sport」キルティングパターンを引き立てている。

さらに、BRABUSが設立された1977年を記念して、シートサイドボルスター、センターコンソールサイド、サンバイザーなど、コックピットの数か所に「77」のエンボスシグネットが入ったBRABUSのヘリテージブランドパターンを採用した。

また、特長的なブラックレザーとコーディネートして、センターコンソール、ドアパネル、ステアリングホイールの一部には、グロスカーボンファイバーが使用されている。

《森脇稔》

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