Stellantis(ステランティス)ジャパンがSHARE GREEN MINAMI AOYAMA(東京都港区)で開催したフィアット『ドブロ』発表会にて、ブランドマネージャー熊崎陽子氏が、フィアットブランドが浸透してきている現状と、直近で行うカフェコラボイベントを発表した。

熊崎氏によると、フィアット『500』の女性シェアは2005年には15%だったのが、2022年には54%まで増加したそうだ。フィアットのかわいらしく親しみやすい外観や、ブランドイメージのプロモーションがヒットし、着実に女性オーナーが増えているという。


今回ドブロの発表会はどちらかというと男性向けな発表内容ではあったが、女性オーナーが環境の変化や運転に慣れたことで「フィアット500より大きいクルマに乗りたい」と思った時の新たな選択肢として、ミニバンが登場したというのは見逃せないポイントだ。
シートアレンジが豊富で荷室の容量が大きいドブロは買い物をした荷物やベビーカーなどを運ぶのにも向いており、アウトドアユースが推されてはいるが、街乗りでもミニバンとして活躍できるだろう。サイズアップによる不安も自動ブレーキやリアカメラ、死角となる左横のブラインドスポットモニターといった最新の安全装備がカバーしてくれる。新たなミニバンユーザー層の開拓にドブロが一役買うのでは、と感じさせる内容であった。


さらに、フィアットブランドをクルマに興味がない人や普段ディーラーに行かない層に浸透させるべく、過去に開催された「フィアットカフェ」がSHARE GREEN MINAMI AOYAMA内の「LITTLE DARLING COFFEE ROASTERS」とコラボして復刻。


5月30日までの期間限定で、イタリアンなバーガーやホットドッグ、ティラミスやシチリアのお菓子などが提供される。これらを楽しみながら、ドブロやフィアットのブランドに触れることで、新たなファン層にもアピールしていくようだ。
ドブロ発表会ではキャッチフレーズの「ジブン時間」と共に、「やりたいことを叶える」といったフレーズが多く飛び出した。もし少しでもクルマに興味がある、大きいクルマはちょっと怖いかも、そんな気持ちを持っている人がいれば、ひとまずカフェをメインに楽しみながら、ドブロに触れてみるというのもいいのではないだろうか。
