来春卒就職人気ランキング、理系首位はソニーグループ、トヨタは9位に後退[新聞ウォッチ]

トヨタ・グランドハイランダー(ニューヨークモーターショー2023)
  • トヨタ・グランドハイランダー(ニューヨークモーターショー2023)
  • ベルリング「青い救急車」

日経新聞と就職情報サイトのマイナビが共同で、2024年3月卒業予定の大学生・大学院生、約4万1200人を対象に就職希望企業を調査した結果を、きょうの日経が取り上げている。

それによると、人気ランキングの首位は、文系総合が前年調査で3位のニトリ、理系総合がソニーグループで、ソニーは前年も首位だった。ベスト10内の人気企業をみると、文系では前年首位の東京海上火災保険は2位に陥落、3位にはJTBグループで前年19位からの大躍進となった。

理系総合では三菱重工業が前年の8位から3位へとランクアップした一方で、トヨタ自動車は前年の5位から9位に後退した。トヨタは文系総合でも前年の11位から22位に順位を下げた。

さらに、50位内までの人気企業をみると、自動車関連では、理系総合で前年77位の日産自動車が30位に順位を大きく上げたが、トヨタと日産以外は50位内にはなく、100位内には、63位にホンダ、66位にデンソー、78位に川崎重工業、82位にマツダなどが入っている。ちなみに、文系総合ではトヨタを除くと100位内には自動車メーカーは1社もなく、97位には中古車買い取り販売のビッグモーターグループが入った。

自動車各社も初任給や賃金のアップなどで有能な人材確保に躍起だが、2023年春闘での異次元の「満額回答」も、この調査の時点では、就職希望学生の「クルマ離れ」を食い止めるための“呼び水”にはならなかったようだ。

2023年4月12日付

●「上場企業株価意識を」JPXCEO、中長期の施策促す(読売・10面)

●ホンダ、韓国ポスコと協業、EV電池材、リサイクルも(読売・10面)

●チャットGPT全世界が実験台、元グーグルの専門家が警告、データ集中と監視強まる恐れ(朝日・1面)

●色覚障害でも見やすく「青い救急車」開発(毎日・19面)

●5G専用通信、3社出そろう、KDDI、あす開始(産経・10面)

●豊田自動織機、7.2万台リコール(日経・13面)

●来春卒就職人気ランキング、ニトリが文系首位に、理系はソニーグループ、本社・マイナビ調査(日経・15面)

《福田俊之》

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