マツダ『CX-50』、輸出開始…米国からメキシコへ

トヨタとの米国アラバマ州の合弁工場で生産

ターボと自然吸気の2種類の2.5リットルエンジン

ターボ専用のエクステリア

マツダとトヨタの米国アラバマ州の合弁工場で生産されるマツダ CX-50
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  • マツダ CX-50
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マツダの北米部門は3月16日、米国で生産されたミドルクラスクロスオーバー車の『CX-50』(Mazda CX-50)の輸出を、メキシコに向けて開始したと発表した。

◆トヨタとの米国アラバマ州の合弁工場で生産

CX-50は、米国アラバマ州ハンツビル市に設立されたトヨタとの合弁新会社、「マツダ・トヨタ・マニュファクチャリング」で2022年1月、生産を開始した。同工場では、マツダとトヨタ向けの各生産ラインで、マツダがCX-50、トヨタは『カローラクロス』を、年間15万台ずつ生産している。

マツダとトヨタは、合弁工場に23億ドルを投資した。この合弁工場では、最大 4000人を雇用する能力を備えている。さらに、サプライヤーやパートナーでは、2000人の雇用を創出している。

2023年、マツダはメキシコ進出18周年を迎える。メキシコは、マツダにとって重要な市場となっている。マツダは、アクティブなアウトドアライフスタイルを楽しみ、都市部とオフロードで運転を楽しみたいと考えている顧客に、CX-50 を届けていく。

マツダ CX-50マツダ CX-50

◆ターボと自然吸気の2種類の2.5リットルエンジン

CX-50は、優れたドライビングダイナミクスやデザインなど、マツダ車に求められる特長を維持しながら、北米のユーザーが好むアウトドアライフを支援することを目指して開発された。

CX-50では、ドライバーがオンロードとオフロードで自信を持って走行できるように、マツダらしい自然な走行フィールを強化した。最新の「i-ACTIV AWD」テクノロジーと改良新型『CX-5』にも採用された「マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト(Mi-Drive)」が標準装備される。ドライブモードはMi-Driveのスイッチで選択でき、オフロード走行やキャンピングカーなどの牽引など、さまざまな条件において、ドライバーを支援する。

2.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンの「SKYACTIV-G 2.5」と、2.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」エンジンの2種類が用意される。自然吸気のSKYACTIV-G 2.5は、最大出力187hp、最大トルク25.7kgmを発生する。ターボのSKYACTIV-G 2.5Tは、最大出力256hp、最大トルク44.3kgmを引き出す。両エンジンともに、トランスミッションは6速ATを組み合わせた。ターボモデルには、パドルシフトが付く。

マツダ CX-50マツダ CX-50

◆ターボ専用のエクステリア

マツダの最新魂動デザインを導入し、新たなスタイリング表現を生み出すことを目指した。滑らかな長いシルエットとワイドなスタンスを備えており、ダイナミックなプロポーションとした。ターボモデルには、専用エンブレム、大径テールパイプ、LEDテールライト、LEDオートレベリングヘッドライトを備えたアダプティブLEDフロントライトシステムが装備される。

インテリアは、ドライバーに焦点を合わせたレイアウトを採用した。シートの素材やデザインは、冒険やアクティブなライフスタイルを好む顧客に向けて、居心地の良い雰囲気を演出することを重視したという。インテリアは、すべての乗員に快適さをもたらすようにデザインされた。カーゴスペースは、アウトドアでのアクティビティを支援するように設計されている。荷室の高さと長さは、アウトドアアイテムを積載して固定するのに理想的、と自負する。さらに、高強度のルーフレールと強化されたBピラー&ドアピラーを採用し、ルーフボックスなどを装着しやすくしている。

マツダ車では初の新しいパノラマムーンルーフは、乗員が自然とのつながりを深めることを狙った。ボディカラーにはジルコンサンド、内装色にはテラコッタなど、新しいカラーオプションを設定している。

《森脇稔》

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