小粒でもぴりりと辛い注目のDSPを紹介! [カーオーディオユニット AtoZ]

「プラグ アンド プレイ」の製品群。
  • 「プラグ アンド プレイ」の製品群。

カーオーディオシステムを進化させることに興味を抱くドライバー諸氏に向けて、製品情報をさまざま発信している当連載。現在は、サウンドチューニングを司るユニット、「DSP」について解説している。今回は、「パワーアンプ内蔵DSP」の注目機を取り上げる。

今回も前回に引き続いて、国産ハイエンドカーオーディオメーカーの「ビーウィズ」がプロデュースする気鋭ブランド、「PLUG&PLAY」(プラグ アンド プレイ)の注目モデルをピックアップする。今回フィーチャーするのは「パワーアンプ内蔵DSP」の上級機、『PLUG&PLAY 1080』(税込価格;12万6500円)だ。

こちらは前回取り上げた『PLUG&PLAY 640』(税込価格:6万6000円)とは打って変わって、高度なシステムにも対応する本格機だ。まず、8ch分のハイレベル(スピーカー)入力を備えているので、複雑化されている純正オーディオシステム搭載車との親和性も高い。その上で1系統のAUX入力(2ch)も備えるので、プリアウトを持つメインユニットとの接続ももちろん可能だ。

そして、コントロール可能なch数は「10」が確保されている。なので例えばフロント3ウェイ+サブウーファー+リアスピーカーというような高度なシステムも構築でき、またはセンタースピーカーまでも備えるハイグレードな純正システムにもマッチする。

一方、内蔵するパワーアンプは8ch分の出力を装備。ちなみに『PLUG&PLAY 640』の内蔵パワーアンプの定格出力は無歪25W/chであるのに対し、当機は同50W/ch。これにて外部パワーアンプ並のドライブ能力を発揮する。

しかも当機の内蔵パワーアンプはブリッジ接続も可能だ。それを実行する際には150W×4chの高出力パワーアンプとして機能する。なので例えば2chだけをブリッジ接続してそれにてサブウーファーを鳴らしこれ1台でフロント3ウェイ+サブウーファーを高音質に鳴らすことができ、またはフロント2ウェイのすべてのスピーカーを無歪定格150Wでパワフルに駆動する、というような使い方も可能となる。

また、96kHz/24bit対応の光デジタル入力端子も備えるので、高音質なDAPを接続してのハイレゾ音源再生も行える。つまり、どこまでも音にこだわるHi-Fiシステムの構築にも対応する、というわけだ。

それでいながら価格はあくまでもリーズナブル。そして筐体もコンパクトなのでインストールも容易だ。手軽に本格システムを構築したいと思ったときには、当機があることを思い出そう。

今回は以上だ。次回は「PLUG&PLAY」が擁する「単体DSP」をクローズアップする。お楽しみに。

《太田祥三》

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