フェラーリ初の仮想スポーツ、最高速350km/h以上のハイブリッド…『ビジョン・グランツーリスモ』発表

フェラーリ・ビジョン・グランツーリスモ
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フェラーリは11月27日、ブランド初の仮想スポーツカー、フェラーリ『ビジョン・グランツーリスモ』(Ferrari Vision Gran Turismo)を初公開した。ゲームシリーズ『グランツーリスモ』のためにデザインされた。

フェラーリのビジョン・グランツーリスモは、フェラーリが初めてバーチャルモータースポーツの世界専用に向けて制作した未来的なデザインを持つシングルシートのコンセプトカーだ。フェラーリに成功をもたらした1960年代から1970年代のスポーツプロトタイプの世界からインスピレーションを受けている。

また、大胆なプロポーションの下には、『330 P3』や『512 S』など、フェラーリの数々の名車のDNAを表現。耐久レースの未来を印象づけることを目指したという。

パワートレインは『499P』と同じく、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドだ。このエンジンは最大出力1030ps/9000rpm、最大トルク91.8kgm/5500rpmを発生する。リアアクスルと左右のフロントホイールの合計3基の電気モーターが、326psのパワーをアシスト。乾燥重量は1250kg。トランスミッションは8速デュアルクラッチで、0~100km/h加速2秒以下、最高速350km/h以上のパフォーマンスを想定している。

《森脇稔》

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