米坂線・今泉-米沢間は8月10日頃に再開予定…山形鉄道は一部再開 8月5・6日の鉄道運休情報

土砂が流入したIGRいわて銀河鉄道奥中山高原~小鳥谷間。
  • 土砂が流入したIGRいわて銀河鉄道奥中山高原~小鳥谷間。
  • 土砂が流入したIGRいわて銀河鉄道奥中山高原~小鳥谷間。
  • 8月5日13時時点のJR東日本運休状況。羽越本線や奥羽本線、盛岡以北のIGRいわて銀河鉄道が一部不通となっているため、東北や北海道への貨物列車は迂回路を失っている。
  • 磐越西線会津若松~喜多方間の臨時ダイヤ。

8月3日からの大雨により被災した鉄道各線では長期運休が5線区に及んでおり、貨物列車が走る日本海側や太平洋側の幹線も被災。物流にも影響が出始めている。

8月5日13時時点のJR東日本運休状況。羽越本線や奥羽本線、盛岡以北のIGRいわて銀河鉄道が一部不通となっているため、東北や北海道への貨物列車は迂回路を失っている。8月5日13時時点のJR東日本運休状況。羽越本線や奥羽本線、盛岡以北のIGRいわて銀河鉄道が一部不通となっているため、東北や北海道への貨物列車は迂回路を失っている。

JR東日本では、奥羽本線東能代~大館間、五能線岩館~深浦間が再開までに10日程度を要するとしており、磐越西線では濁川橋梁の倒壊が発生した喜多方~馬下(まおろし)間が当面の間運休。会津若松~喜多方間で臨時ダイヤによる折返し運行が開始されている。米坂線は今泉~米沢間が8月10日頃に再開する見込みとなった。

JR西日本では8月6日も線路設備が被災した北陸本線敦賀~武生間が終日運休することが決定しており、物流への影響も懸念される。

五能線の被災状況。
磐越西線会津若松~喜多方間の臨時ダイヤ。磐越西線会津若松~喜多方間の臨時ダイヤ。

JR線以外では、山形鉄道フラワー長井線が17時19分から長井~荒砥(あらと)間で再開しているが(長井21時28分発の下り最終は運休)、残る赤湯~長井間は依然、運行を見合わせている。

また、盛岡駅(岩手県盛岡市)と目時駅(青森県三戸町)を結ぶIGRいわて銀河鉄道では、小繋(こつなぎ)~小鳥谷(こずや)間の小繋トンネル内へ水が流入、奥中山高原~小繋間では道床流出が発生していることから、再開には相当の日数を要するとしており、いわて沼宮内~二戸間を中心に区間運休が続いている。

土砂が流入したIGRいわて銀河鉄道奥中山高原~小鳥谷間。土砂が流入したIGRいわて銀河鉄道奥中山高原~小鳥谷間。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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