スバル レガシィ 改良新型…大型グリルで表情チェンジ、今秋米国発売

自然吸気の2.5リットルボクサー+シンメトリカルAWD

新デザインのフロントバンパーやLEDヘッドライト

最新の「アイサイト」を採用

スバル・レガシィ 改良新型
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SUBARU(スバル)の米国部門は7月14日、改良新型『レガシィ』を今秋、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、2万4395ドル(約340万円)だ。

◆自然吸気の2.5リットルボクサー+シンメトリカルAWD

日本では2020年6月、受注を終了した『レガシィB4』のモデルチェンジ版が、米国向けのレガシィだ。今回、現行型のデビュー以来、初の大幅改良を受けている。

改良新型のパワートレインには、自然吸気の2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンを標準搭載する。最大出力は182hp、最大トルクは24.3kgmを引き出す。トランスミッションはCVTの「リニアトロニック」を組み合わせた。パドルシフトで操作する8速マニュアルモードが付く。

全車にスバル独自の全輪駆動システムの「シンメトリカルAWD」を採用する。各部の剛性を高めた「スバル・グローバル・プラットフォーム」によって、ステアリング操作に対する正確なレスポンス、快適な乗り心地、静粛性の高い室内空間を追求している。

◆新デザインのフロントバンパーやLEDヘッドライト

スバル・レガシィ 改良新型スバル・レガシィ 改良新型

フロントマスクを大幅に変更した。グリルを大型化し、新デザインのバンパーやLEDヘッドライト、フォグランプを採用した。この表情は、改良新型『アウトバック』(日本名:『レガシィアウトバック』に相当)に準じたものだ。スバルのデザイン理念の「Dynamic x Solid」を強化し、ロー&ワイドなスタンスを強調している。

ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」を備えたフルスクリーンディスプレイ、「STARLINK 11.6インチマルチメディアプラスシステム」の最新バージョンを採用する。このシステムは、11.6インチの高解像度タッチスクリーンとメーターの連携をはじめ、オーディオや「HVAC」、「X-MODE」などの車両機能を画面上でコントロールできる。新たに「バレットモード」も導入している。

「what3words(W3W)」を車載化した。what3wordsは、位置情報を伝える非常にシンプルな方法だ。世界を3m四方の正方形に区切り、それぞれに固有の3ワードアドレスを割り当てる。what3wordsアドレスを入力したりナビゲートしたりする時、アプリやデータ、スマートフォン接続は必要ない。ユーザーは、3つの単語を使用して、オフロードや風光明媚な場所、その他の分かりづらい場所などを見つけて、移動することができる。この機能は、改良新型のSTARLINK 11.6インチマルチメディアナビゲーションシステム搭載車に標準装備されている。

◆最新の「アイサイト」を採用

最上位グレードの「ツーリングXT」に、「アイサイト」の認識能力を強化する広角単眼カメラを採用した。新採用の広角単眼カメラは、アイサイトのステレオカメラに加わるもうひとつの眼として機能し、ステレオカメラよりもさらに広い範囲を認識できるという。

これにより、歩行者や自転車の認識性能を高めるとともに、認識した情報をアイサイトのシステムと連携して処理することで、低速で交差点に進入する際の自転車や歩行者との衝突回避や、万一の衝突の際の被害軽減を支援する。

新型ステレオカメラは、従来型に対して画角を大幅に広角化している。画像認識ソフト、制御ソフトの改良と組み合わせることで、より幅広い状況での運転支援を実現する、としている。


《森脇稔》

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