イギリスで毎年開催されるモータースポーツの祭典、「グッドウッドフェスティバルオブスピード」。今年は6月23~26日に開催された。近年人気が高まっているジャンルが“ドリフト”で、今年も白いタイヤスモークがグッドウッドにたなびいた。
グッドウッドでのメインイベントは、新旧のマシンが1.16マイル=1.87kmのコースを駆け上がるヒルクライムだ。時間を競うタイムアタックだが、賞典なしで、走って楽しむ、見て楽しむエンタータインメントだ。ドリフトマシンは計時は忘れて、カーブでドリフトを決めたり、道幅のあるところでドーナツターンを決めたりする。
ジェームズ・ディーン(選手)やバグジー(ショップ)がすでに常連になりつつあるが、今年はロータリーエンジンに換装した2台の新顔、シボレー『コルベットC6』と日産『シルビアS15』が注目を集めた。
シルビアは日本のカスタムボディキットメーカー「リバティウォーク」のマシン、「LBスーパーシルエットS15シルビア」だ。運転は日比野哲也。ボディパーツは市販されており、コンプリートキットで消費税込み251万3500となっている。