5月14日に有明ガーデン(東京都江東区)にて開催した「レスポンス読者限定EV・PHEV試乗会」。話題のトヨタ『bZ4X』をはじめ、最新のEV・PHEVを体感できる本イベントは、当日午前中が雨予報だったにも関わらず多くの人で賑わった。
今回、編集部がもっとも驚かされたのはテスラだ。というのは、クルマそのものの性能ではなく、イベント開催中になんと3台もの『モデル3』の成約に至った、という事実にである。
イベント中に成約が続出したテスラ『モデル3』

実際には、もともと購入を検討して来場されたようではあったが、それにしても半日足らずで3台を販売したのだから、「テスラお見事」というほかない。会場でも、モデル3への注目度は高かった。ほかの試乗・展示車より発売時期が早いにもかかわらず、人だかりは劣るところがなく、来場者アンケートでも購入を検討する車種にモデル3の名が多く挙がっていた。
もっとも、これにはディーラー数が他メーカーより少ないという事情も関係しているようだ。来場者アンケートには、普段なかなか試乗できる機会がないことを挙げる意見が散見された。

それと同時に、他車と比較しての高評価も見受けられた。先進性や、EVらしさの明確さ、独自の充電施設の充実ぶりなど、テスラブランドの特性を的確に捉えた指摘が多く、読者の皆さんの観察眼に感服させられることしきりだ。
EVの先駆者であるとともに、既存メーカーとは異なる個性を持つテスラの中でも、サイズ・価格ともに手頃なモデル3は、いち早くEVを購入しようというユーザーの関心を強く引きつけるクルマだということが、今回のイベントを通じての実感だ。電動モデルを検討している方々には、是非とも試乗の機会を見つけていただきたい。
