三菱自動車は5月12日、ラージクラスミニバン『デリカD:5』について、意図せずスライドドアが開閉するおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは2015年12月1日から2020年3月27日に製造された6万3123台。組付けられた車両が特定できない交換修理用部品121個も対象となる。
対象車両は、電動スライドドアの車外側開閉スイッチに製造不良があることが判明。ゴムキャップに亀裂が入っているものがあり、亀裂部からスイッチ内部に浸入した水分により通電することがある。そのため、停車時や極低速走行時等の特定条件下で、意図せずスライドドアが開閉するおそれがある。
不具合は18件発生、事故は起きていない。改善措置として、全車両、スライドドア開閉用スイッチを良品と交換する。市場からの情報によりリコールを届け出た。