ホンダ シビック 50周年、初代モデルとレース仕様を展示予定…オートモビルカウンシル2022

ホンダ・シビック初代(1972年)
  • ホンダ・シビック初代(1972年)
  • ヤマトシビック(1984年)
  • シビック50周年
  • ホンダ・シビック初代:デザインスケッチ
  • ホンダ・シビック初代
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ホンダは、4月15日から17日の3日間、幕張メッセで開催される「オートモビルカウンシル 2022」に、今年で発売から50周年を迎える『シビック』をテーマに出展する。

オートモビルカウンシルは、「CLASSIC MEETS MODERN」をテーマに2016年、初開催。日本車メーカー・輸入車インポーターとヘリテージカー販売店などが出展し、往年の名車と最新モデルが一堂に展示される、それまで日本になかったスタイルのイベントだ。

1972年7月12日に日本で初代モデルが発売されたシビックは、ホンダ四輪車の中で最も長い歴史を持つ。歴代シリーズ累計の販売台数は2700万台を超え、「市民の」という意味の名前の通り、グローバルで愛され続けている。今回のホンダブースでは、1972年発売の初代シビックと、1970年代後半から80年代前半にかけてレースで活躍した『ヤマトシビック』を展示する。

初代シビックは世界の四輪市場への本格的な参入を目指していたホンダが、「世界市民のベイシック・カー」づくりに挑戦したモデル。FF横置きエンジン、ハッチバックスタイル、ストラット方式四輪独立懸架サスペンションなど、さまざまな先進技術を導入した。これにより、経済性・機能性・合理性の総合バランスに優れたモデルが誕生。当時の小型車市場に新風を巻き起こした。その後シビックはホンダに受け継がれている“人間中心のものづくり"の思想を核として、時代の要請に応えるためにスタイルやサイズを変化させながら進化してきた。初代モデルの展示を通じ、ホンダのチャレンジする企業姿勢を伝えていく。

ヤマト シビックは、本田技術研究所の社内自己啓発チームとして1965年に創部された「TEAM YAMATO」が、当時人気を博していた富士グランチャンピオンレースの前座であるマイナーツーリングなどに参戦するために、初代シビックをベースに1974年に製作した。市販車のシビックでは2代目が役目を終えた1984年まで活躍し、その間で2度マイナーツーリングでの年間王者に輝いた。ヤマト シビックは、今も脈々と受け継がれる研究開発に携わるメンバーの「走る喜び」を追求した思いが伝わってくるモデルだ。

このほか、シビック発売50周年を記念して、歴代シビックのデザインスケッチをそれぞれの世代ごとにまとめた11枚の連作「歴代シビックデザインスケッチギャラリー」を展示。開発初期のアイデアスケッチからファイナルデザインに至る数々のビジュアルは、たずさわったデザイナーたちのシビックにかけた思いを物語っている。

《纐纈敏也@DAYS》

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