ステランティス(Stellantis)は2月8日、新型EVピックアップトラックを2024年、「ラム」ブランドから発売すると発表した。
ステランティスの14ブランドの電動車両の基礎となる4種類のEV向けプラットフォームを導入する。これらのプラットフォームは、全長や全幅を変えられる高いレベルの柔軟性や、部品の共有を考慮して設計されており、各プラットフォームが年間最大200万ユニットを生産し、さらなるコスト削減を進める。
4つのプラットフォームは、「STLAスモール」が航続最大500km、「STLAミディアム」が航続最大700km、「STLAラージ」が航続最大800km 、ジープ向けの「STLAフレーム」が航続最大800kmを目標にしている。
EVパワートレインには、モーター、ギアボックス、インバーターを一体設計した電気駆動モジュール「EDM」を3種類用意する。これらのEDMはコンパクトで柔軟性があり、前輪駆動、後輪駆動、全輪駆動、プラグインハイブリッド車の「4xe」用にカスタマイズできる。プラットフォーム、EDM、高エネルギー密度バッテリーパックの組み合わせにより、効率、航続、充電においてクラス最高のパフォーマンスを備えた車両を実現していく。
ステランティスは、新型EVピックアップトラックを2024年、ラムブランドから発売する予定だ。フルサイズピックアップトラックの『ラム1500』のEV版となる。ステランティスは、ティザースケッチを2点、公開している。