スバルの新型EV『ソルテラ』、予約受注を米国で開始

EV専用プラットフォームはスバルとトヨタが共同開発

米国仕様の1回の充電での航続は最大354kmとなる見通し

車台を共用するトヨタ『bZ4X』とは異なるデザイン

スバル・ソルテラ(米国仕様)
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SUBARU(スバル)の米国部門は2月8日、新型EVの『ソルテラ』(Subaru Solterra)の予約受注を開始した、と発表した。

◆EV専用プラットフォームはスバルとトヨタが共同開発

ソルテラは、EV専用プラットフォームの「e-SUBARUグローバルプラットフォーム」を採用した第一号車だ。Cセグメントクラスに属する電動SUVとなる。ソルテラの名称は、ラテン語で「太陽」を意味する「SOL(ソル)」と、「大地」を意味する「TERRA(テラ)」を組み合わせた造語だ。優れた操縦安定性や高い走破性のAWD性能を備え、行く先を選ばない安心と愉しさを提供するスバルらしいSUVを目指している。

e-SUBARUグローバルプラットフォームは、スバルとトヨタが共同開発した。フロント、センター、リアなど数種類のモジュールやユニットを組み合わせることで、さまざまなバリエーションのEVを効率的に展開することを可能にするプラットフォームだ。スバルとトヨタがノウハウを持ち寄り、全く新しいEV専用プラットフォームを作り上げる中で、従来からスバルが目指してきた高い衝突安全性や優れた操縦安定性をEVでも実現すべく、トヨタとともに開発に取り組んできたという。

ソルテラの開発は、この新型プラットフォームだけでなく、商品企画、設計、性能評価などの多岐に渡って、スバルとトヨタが共同で進めている。スバルのAWD技術とトヨタの電動化技術を活用するなど、両社の強みを融合させて、EVならではの特長を備えた新しいSUVを開発している。

スバル・ソルテラ(米国仕様)スバル・ソルテラ(米国仕様)

◆米国仕様の1回の充電での航続は354kmとなる見通し

ソルテラの米国仕様車は、AWDモデルのみとなり、日本などの市場向けのFFモデルは用意されない。AWDモデルのEVパワートレインは、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムとなる。スバルが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを目指している。

また、既存のスバルのSUVと同様に、悪路での安心感を高める「X-MODE」を搭載した。新たに、悪路でも車両を安定させながら、一定速度での走行を可能にする「グリップコントロール」を追加することで、走破性をさらに強化しているという。

前後に搭載されるモーターは、システム全体で215hpのパワーと34.3kgmのトルクを発生する。EVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載した。そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と、高いボディ強度・剛性を追求している。バッテリーはリチウムイオン1回の充電での航続は、米国仕様の場合、最大およそ354kmに到達する見通しだ。

スバル・ソルテラ(米国仕様)スバル・ソルテラ(米国仕様)

◆車台を共用するトヨタ『bZ4X』とは異なるデザイン

エクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルによって、EVらしいエネルギー効率の良さを表現した。ヘキサゴングリルから始まる水平軸が通ったボディや内側から張り出したダイナミックなフェンダーが、SUVらしい力強さを主張している。車台を共用するトヨタ『bZ4X』とは異なるデザインとした。

インテリアは、高さを抑えたインパネの造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター、開放的な空間を追求した。トップマウントメーターは、スバル車で初採用となる。

12.3インチのタッチスクリーンを備えた新開発のマルチメディアシステムがオプションで選択できる。新しいシステムには、ワイヤレスApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」を標準装備した。センターコンソールには、スマートフォンのワイヤレス充電システムが配置される。

専用のスマートフォンアプリによって、車両のエアコン、ロックとロック解除を遠隔で操作できる。リモート空調制御システムは、出発前に車内を暖めたり冷やしたりすることができる、としている。

スバル・ソルテラ(米国仕様)スバル・ソルテラ(米国仕様)
《森脇稔》

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